風の澪統計局「お米篇」

ようこそ、風の澪統計局へ。

当統計局では、日常生活の中でふと疑問に思ったことを統計資料化して皆様にお知らせいたしております。

今回は「お米篇」です。

日本人なら毎日口に運んでいるであろう、お米。

あの無数の粒々、どの位あるのでしょうか。気になりませんか？


・


かと言って、いちいち数えるのは相当な労力を必要とします。

ですから、ここは統計らしく、１０ｇあたり何粒あるのかを調べ、それを元に色々な米粒を数えることにします。

ただし、今回は１０ｇを一回しか数えてないので誤差が出てくるかもしれません。お許しくださいませ。


・


お米１０ｇを数えてみたところ、ちょうど４８０粒でした。これを元に計算してみます。
キリの良い数字なので計算も楽そうですね。

一膳＝米７０ｇ＝３３６０粒

晩御飯、食べましたか？
今、あなたのおなかの中には３千粒以上のお米がうようよしているのですね。


１日（三膳）＝１万８０粒　　　　…一万超えましたね

１ヶ月（３０日）＝３０万２４００粒

１年（３６５日）＝３６７万９２００粒

８０年（一生）＝２億９４３３万６０００粒


…案外少ないような気がします。
因みに、２００４年次のアメリカの人口は２億９３６２万人。
一生かかればアメリカ人は食い尽くせそうです。
また、横浜市の人口は３５４万人。こちらなら１年で何とかなりそうです。

・

続いて、お金と関連させましょう。

１０ｋｇの米袋、３０００円くらいですね。

つまり


１０ｋｇ＝４８万粒＝３０００円


１円＝１６０粒　　　…１０ｇで４８０粒あったので、３円分数えたことになりますね。


１粒＝0.625銭


1食（７０ｇ）＝３３６０粒＝２１円


先の「食事篇」の時に集めた内部資料と照らし合わせても、あまり誤差は無いみたいです。


・


さて、天文学的数値に挑戦しましょう。

お米は１表単位で数えられます。

１表＝６０ｋｇなので


１表＝２８８万粒


それから、一石となると、２.５表分（１５０ｋｇ）ですから


一石＝７２０万粒


…調べない訳にはいきませんね。加賀百万石。


１００万×７２０万＝７２０００００００００００粒

７２兆粒でした。


さらにさらに、日本で１年の間に獲れるお米は１２００万トン。

１０ｇで４８０粒なので、計算すると


５７６００００００００００００粒

５７６兆粒でした。


２００７年度版統計資料（帝国書院）によると、日本の生産高が世界に占める量はたったの１.８％。
ですから、一年のうちに全世界で獲れるコメの粒数は、


３２０００００００００００００００粒

３京２０００兆粒でした。


距離にして（一列に並べると）、９６億㎞。

これは大体太陽系の直径に匹敵します。
因みに０．００１光年。
光でも８時間４５分３６秒かかります。



お米が生き物じゃなくて良かったと思える瞬間です。



…このように、風の澪統計局では日常に潜む馬鹿げた些細な疑問を統計として皆様にお知らせ致しております。
次回のテーマは未定です。
何か思いついたら記事になります。
勿論読者様の御依頼も受付致します。お気軽に利用してやってください。

統計調査、食事篇

ようこそ、風の澪統計局へ。

我が統計局では、日常生活の中でふと疑問に思ったことを統計資料化して皆様にお知らせいたしております。

今回は「食事篇」です。

日本における庶民的食事（自炊）に費やされるお金が如何程のなのか、を調べてみました。

なお、調査には中流階級の典型と思われる銃艦家の食事（一汁三菜）を資料とします。

・ご飯
・味噌汁
・主菜
・副菜×２

の材料費、約２２０円。

よって、これに光熱費を加えても、１食あたり２５０円は越えない物と思われます。

従って、１食１人分＝２５０円とみなします。


つまり


１日（３食）　　７５０円

１ヶ月（３０日）　　２万２５００円

１年（３６５日）　　２７万３７５０円

８０年（一生）　２１９０万円



なお、僕の場合は１８年生きてきたので、これまでに４９２万７５００円分の食事をしてきたことになります。

また、両親＋子一人の核家族の場合、

１ヶ月＝６万７５００円

となり、母親曰く「家計簿の値に近い」そうなので、この資料はそれなりの信頼性を持つものと見なして良いと思われます。


如何でしたか？

一生かければ、家一軒くらいは食べ尽くせるんですね。

もしかしたら、ヘンゼルとグレーテルは一生のうちの半分に及ぶ食事をしようとしていたのかもしれません。



次回は「お米」篇です。