夜間に開花し、一晩しか開花しない花として有名なメキシコ原産のサボテン科クジャクサボテン属の「月下美人」。この花は、香りが強く純白の花を咲かせる。実はこの月下美人の花、食材として使うことが出来る。
毎週火・木の午前１０時から午後３時まで開所している統合失調症に悩んでいる人たちの憩いの場「ハートステーション なないろ」で、７月２６日(火)月下美人が開花し、開花後の花を調理して味見をした。写真は、調 . . . 本文を読む
大怪獣ガッペラーのしもべの特徴を列記してみよう。
① 語尾に「エエノ、エエノ」という言葉を付ける。この理由は、遺伝子レベルで自分自身を腐らせていくためなのか、それとも自主性を完全に失ったため依存心に頼って生きるしか術を持たなくなったためなのかは不明。
② 涎を垂らして相手を威嚇する。快楽に目を奪われ、帰属意識を失ったため、パブロフの犬のように条件反射的に欲望に対して無条件の反応を示す。すなわち、 . . . 本文を読む
議員族の男を導いてエレベーターに乗ったレッドは、不吉な予感を感じ取っていた。
アンドちゃんの声がした。
「レッドさん、危険よ。囮作戦でしもべに接近しすぎたために、あなたのゴルゴンストーンに危険信号が出てるわ。早くその場を離れた方がいいわ」
レッドは、握りしめたゴルゴンストーンを見た。
その時、議員族の男は、レッドの仕草に不審な匂いを感じ取っていた。
こいつ、なんか怪しい。何か企んどるみた . . . 本文を読む
数日後、アンドちゃんの作戦概要がまとまった。
① ターゲットは大怪獣ガッペラーのしもべとなっている議員族。
② 作戦区域は、インノシマ星の市庁舎。
③ 作戦目標は、『幻聴さん発射装置』の運用と課題発見に努めること。
④ 作戦決行日は、翌日の正午。
アンドちゃんは、作戦地図を広げて、二人に詳細な作戦命令を下した。
「とにかく、慎重にね。市庁舎は、しもべの巣窟だからゴルゴンストーンの警戒機能が役に . . . 本文を読む
夜が始まる。明日という日の来るまでの束の間の沈黙。
耐えきれないほどの孤独は、どこから生まれるのだろう。全ての人から見捨てられ、無視され続ける苦しみは、人間であることの平穏を否定する。
想像力を働かせてみよう。それがどれほどの辛さか。
この書籍の根底には、人間として生まれたものの良心の呵責が秘められている。「生きるためにリストカットしてしまう」少女たちへの心の底からの謝罪。恐れていた現実を . . . 本文を読む
ここ数日、新たな仲間を加えたウンザ・レンジャーは、亜空間での実戦を想定した演習に明け暮れていた。
ゴルゴンストーンを使って、偵察機を出し、その操縦に慣れる訓練。加速装置の改良。新たな対しもべ兵器の開発。それらを使っての壮絶無比な演習だった。
指揮官としてのアンドちゃんは冷酷無比だった。
「レッド！サイドワインダーの使い方がダメ。対ガッペラー兵器としてサイドワインダーを使うためには、正確さが要 . . . 本文を読む
ブルーは、改めて浦島太郎の格好をしたウンザ・レンジャーのレッドを見た。
どう見たって、浦島太郎だよ。いやいや、やっぱりこれは幻聴さんに違いない。しかし、ここまで凝ってくれたら、その熱意に応えてからかわれてやらんと、今度はもっと手ひどく仕返しされるに違いない。しゃーないな、ケケケって言われて煙のように消えられるはしゃくじゃけど、言うとおりにしてみるか。
ブルーは、仕方なくレッドのユニフォームに . . . 本文を読む
ここは、ハローワークいんのしま。人気のない入口に、一人の男が佇んでいた。
年齢制限、資格制限…。オレには、病歴しかない。
その男は、ため息を吐いた。
どうせオレには紹介状すら書いてくれんじゃろう。時給２０円の作業所で一生働いて、どれくらいのお金になる？
「もう、こんな生活、うんざいじゃー！」
この男の名前は、ブルーという。ブルーがぼやいた途端、あたりは七色の光りに包まれた。
「あんた、今 . . . 本文を読む
亜空間から戻ったレッドは、アンドちゃんから、さらに詳しくゴルゴンストーンの使い方を伝授してもらった。
ゴルゴンストーンの正しい使い方
① ゴルゴンストーンは、自分が手にとって体験したり、知識として知ってるものなら何でも具現化できる。ただし、具現化されたモノは、ゴルゴンストーンの力を借りてできたものなので、ウンザ・レンジャー以外には見えない。しかも、具現化されたものは、ウンザ・レンジャーに必要 . . . 本文を読む
物を捨てるということは、惨いことではないかと思う。少なくとも愛着を持って使っていた物には、使っていた人の生活の匂いが染みこみ、その人の心の中まで映し出すような鏡が潜んでいる。
毎年恒例の中庄フリーマーケットで、私が買ったのは、たった１００円のワイングラスセットだった。２つのワイングラス、グラススタンド、ソムリエナイフがセットされ、普通ならば、３０００円以上の値打ちはあるに違いないものだ。
. . . 本文を読む