しまなみニュース順風

因島のミニコミ「しまなみNews 順風」は、しまなみ海道沿いの生活情報をリリースし、地域コミュニティー構築を目指します。

売れるしくみのつくり方 3

2005-02-28 17:26:51 | バックナンバー 経営
「柔軟な発想を持って仕入れ先を確保する」     商工会議所 経営革新実践講座 山口 雅人氏の講演  売れるしくみを作っていくためには、「購買の主治医」になる必要があると前回までに書きました。  販売の主治医になるためには、情報を売ることが大切です。その情報とは、ただ単に商品知識というものだけではありません。  山口氏は、車の販売会社のセールスマンを例にこんな話しをされます。 「村上さんは、ト . . . 本文を読む

帰る場所はどこ?

2005-02-27 23:43:35 | 順風独語(コラム)
「戦場のピアニスト」を見た。  その時、玄関では二十年間も生き続けて両親に可愛がられた愛犬が、死の床についていた。時々、弱々しい鳴き声を上げて、懐かしい両親に会いたがっているようだった。  いのちは短く、儚いものである。両親の愛犬は、どんな夢を見ていたのだろう。  「戦場のピアニスト」の主人公は、ナチスから隠れるように生活していく終盤、形の見えない鍵盤に魂を込めて弾き続ける。絶望と孤独に追い . . . 本文を読む

「次世代が生きる未来のために 尾道市との合併に向けて」 読者アンケートを踏まえての反証 ③

2005-02-27 17:49:08 | 合併問題
■ 21世紀のまちづくりへの対応~ 地域間競争の激化の中で、合併による総合的な行政能力の向上により、地域の個性を活かしながら、持続的な発展を図ることが必要となっています。  地域間競争とは何を意味するのだろうか。  この地域間競争とは、地域間格差の結果生み出されたものであり、簡単に言えば、情報に敏感で創意工夫し活力のある地域は勝ち組となり、他力本願、閉鎖的保守的な発想のままで現状維持に躍起となっ . . . 本文を読む

売れるしくみのつくり方 2

2005-02-26 23:26:51 | バックナンバー 経営
「優秀なセールスマンは、シナリオを準備する」     商工会議所 経営革新実践講座 山口 雅人氏の講演  しゃっくりを直す方法として、こんな方法があります。コップになみなみと水を満たして、軽く息を吸い、コップに注がれた水を少しずつ飲んでいきます。水を飲んでいるとき、息は吸ってもかまいませんが、けっして息を吐いてはいけません。  商工会議所で先月二十六日に講演された山口氏は、物を売るのではなく、 . . . 本文を読む

先人達の残した文化の役割

2005-02-25 23:25:43 | 生活雑感
 田熊町の因島スーパーから山手の浄土寺に向かう途中に私の実家はある。この道を実家の手直しのために往復していて、「ここが尾道市になったら」と想像してみた。  既婚女性には経験があるかもしれないが、自分の姓が変わるとき、何とも言えない寂しさを覚えるのではなかろうか。この寂しさは、感覚的なもので、数値には表せないものだ。しかし、そのことを実感し始めると目に映る故郷の景色の全てが急に愛おしく思えてくるの . . . 本文を読む

売れるしくみのつくり方 1

2005-02-24 02:00:43 | バックナンバー 経営
商工会議所 経営革新実践講座 山口 雅人氏の講演  かつて日立造船の城下町として栄えた土生町を歩いてみると、空き店舗ならまだかわいい方で更地になった空き地が目立ちます。もう一つ気付くことは、日没後に商店のシャッターを閉めている店舗が目立つことです。また、日曜日祝日に閉店している店も目立ちます。  この現状は、商店街の凋落を如実に物語っています。  行政も商工会議所などの機関もこの土生町の現状を見 . . . 本文を読む

「次世代が生きる未来のために 尾道市との合併に向けて」 読者アンケートを踏まえての反証 ②

2005-02-23 22:37:27 | 合併問題
■ 国・地方への厳しい財政状況への対応~ 地方税などの自主財源の伸び悩みや義務的経費の高い構成比による財政構造の硬直化に対応するため、合併により行財政基盤を強化するとともに、行財政運営の効率化を図りながら、行政サービスを維持・向上していくことが必要です。  自主財源とは、地方自治体が自主的に収入し得る財源をいい、地方税、分担金及び負担金、使用料及び手数料、財産収入、寄付金、繰入金、繰越金等がこれ . . . 本文を読む

八束澄子さん講演 「物語ること、生きること」 ⑪ 最終回

2005-02-22 18:54:50 | バックナンバー 教育講演 
物語ること、生きること ⑪ 最終回              因島出身児童文学者 八束 澄子さん  鳥取県に夏泊という小さな漁港があります。そこではまだ海女漁という漁法が行われています。「海で見つけたこと」には、この地で八〇歳を越えてなお現役という大海女のおばあちゃんが登場してきます。この方は実在の方です。海女さん達も高齢化が進み、今一番若い海女さんでも六〇代なのだそうです。その中でも取材に伺 . . . 本文を読む

昔のアルバムの物語る輝くような光

2005-02-21 22:08:56 | 生活雑感
 部屋の片づけを進めていると、小学生高学年から大学時代にかけての古いアルバムが見つかった。当時の級友は誰も持っていなかったペンタックスの一眼レフで撮した白黒の風景写真もそのアルバムには貼り付けられている。  昭和四〇年代の景色は、純朴な自然の中に彩られ、写真に写し込まれた映像にも透明感が溢れている。その景色をバックに写しこまれた私や私の家族、友人を目にすると、今の生活の何と飾り気の多いことかと気 . . . 本文を読む

八束澄子さん講演 「物語ること、生きること」 ⑩

2005-02-20 19:50:13 | バックナンバー 教育講演 
物語ること、生きること ⑩              因島出身児童文学者 八束 澄子さん  オオバギさんが蟻に支払ってくれるお給料とは、若葉の裏から出す真珠の小さな玉のような栄養たっぷりの液のことです。それが蟻の餌となるのです。  オオバギの方は、オオバギの方で、一生懸命光合成して自分が作った糖というか、栄養分を自分の成長のために全部使うのではなくて、少しぐらい蟻さんの給料に回しても、葉っぱを . . . 本文を読む