しまなみニュース順風

因島のミニコミ「しまなみNews 順風」は、しまなみ海道沿いの生活情報をリリースし、地域コミュニティー構築を目指します。

八束澄子さん講演 「物語ること、生きること」 ⑤

2005-01-27 13:52:37 | バックナンバー 教育講演 
物語ること、生きること ⑤              因島出身児童文学者 八束 澄子さん  それは、黙り通して過ごした月日がそろそろ三年目を迎えようとしていた頃、日本で言えば参観日にあたるオープンスクールでの出来事にあったのです。  向こうのオープンスクールと言えばとても柔軟で、地域の人達も自分の子どもが学校へ入学していてもいなくても誰でも自由に学校へ来ることのできる日です。参観日と言っても、 . . . 本文を読む

飛行機大好きな人々

2005-01-25 00:59:11 | 新着情報
 折り紙飛行機の滞空時間世界記録を持つ戸田拓夫さんは、著書の「折り紙ヒコーキ進化論」の中で、 「大事なことは、戸に迷惑をかけることでなければ、傍からみればくだらないような夢でも投げ出さず、周囲に反対されても追い求めることだと思う」と書いている。  言い換えれば、戸田さんがなぜ夢を投げ出さなかったのだろう。  以前、戸田さんにお会いしたとき、こんな事を言われていた。 「学生時代、原因不明の病気に罹り . . . 本文を読む

八束澄子さん講演 「物語ること、生きること」 ④

2005-01-24 18:59:04 | バックナンバー 教育講演 
物語ること、生きること ④              因島出身児童文学者 八束 澄子さん  河合雅雄さんの書かれた「子どもと自然」という著書に出てくる「チンパン型とオラン型」の違いを思い知らされた体験があります。  アメリカで暮らした3年間の体験です。  それは、家族揃って1988年から90年まで夫の仕事の都合で過ごした、アメリカ、イリノイ州のシカゴ近郊にある人口1800人の小さな町での体験で . . . 本文を読む

ただいま、制作快調!ふるさとCM大賞 part ②

2005-01-23 03:02:08 | お茶目
 因島の玄関口、土生町にあるレストラン「ペーパームーン(℡2―5858)は、87年に撤退した「造船の島」の象徴だった日立造船因島工場の前身、大阪鉄工所で荒くれ男を相手に手配師などを務めていた麻生イトさんが住んでいた家を改造して作った店だ。私達ロケ隊は、石切神社での収録を終えると、昼食と広島ホームテレビから取材を受けるため、そこへと向かった。  私は例によって何カ所かのワープゾーンを通過し、他のメン . . . 本文を読む

順風紙面掲載「私の意見広告」 partⅢ ②

2005-01-22 18:33:42 | 合併問題
佐木島を因島市に置き換えてみる  私は最初の意見広告で佐木島のことを書きましたが、これを現在の因島市に置き換えて考えて見ましょう。  たとえばゴミの収集、因島市の普通の市街地から1トンのゴミ収集するのと、細島・椋の浦からゴミ1トン収集するのではコストに大変な違いがあるはずです。すなわち税金がたくさんかかるのです。又、細島・椋の浦に税金を多額投入しても地域の振興・産業の振興は望むことは、ほとんど現 . . . 本文を読む

順風紙面掲載「私の意見広告」 partⅢ ①

2005-01-21 15:40:18 | 合併問題
本当に行政運営は不可能なのか?  尾道市と合併しなければならない最大の理由は平成一八年度の財政破綻といわれています。 しかし、こんなこと解決すことは簡単です。  最近の日本共産党議員の議会報告にも述べられていますが、因島市の財政事情も最近では随分改善され、監査委員の意見書も「非常に厳しい財政環境の中、財源の重点的・効率的な配分や経費の節減を図れ」と注文をつけられているだけで、「合併なしではやって . . . 本文を読む

鳥頭を侮るな

2005-01-20 01:08:06 | 順風独語(コラム)
「三年間は別枠」ってどういうことだろう。住民は、それまでの間、介護保険料を据え置かれるということだが、三年経てば尾道方式になってしまうという意味なのだろう。合併によって因島にもたらされる特例債の枠は、四割と言われているが、こちらの方は十年間の保証付きだそうだ。  去年の初頭まで連載していた八束 澄子さんの講演に「私は鳥頭ですから」というご自分の事を評した言葉があった。三歩歩いたらさっきまでの事を . . . 本文を読む

ただいま、制作快調!ふるさとCM大賞 part ①

2005-01-20 01:04:22 | お茶目
 寒気を含んだ風がヘルメットのシールドにぶつかって風なりしている。生口橋上空を流れる雲が早い。私の頭の中では、サンダーバードのタイトル画面にある「five、…。four、…。three、…。two、…。one、…」のようなカウントダウンが始まっている。  急がねば。  所用で遅れた分、「ふるさとCM大賞」のロケ現場集合時間に遅れていた私は、しゃかりきになってスーパーカブ・カスタム90を飛ばしていた . . . 本文を読む

尊敬する先輩の死を悼んで

2005-01-19 03:19:19 | 順風独語(コラム)
 私の主催するミニコミ紙「順風」の訃報欄に目を通して身近な人の最期を知ると、その人と接していた時間を思い出す人が多いそうだ。私の場合、今日の訃報欄を書いていて、大浜町の村上 泰嗣さんと過ごした時間を思い出した。  私は、消防団に入団したての頃、とてもきれいな敬礼ができる人だとまず彼のことが印象に残った。当時、私も彼もポンプ操法大会に一番員の選手として出場していて、私は既に歴戦の勇士だった彼を見て . . . 本文を読む

八束澄子さん講演 「物語ること、生きること」 ③

2005-01-19 03:01:14 | バックナンバー 教育講演 
物語ること、生きること ③              因島出身児童文学者 八束 澄子さん  長男の子育ての意味が私にとってどういう意味を持っていたのか分かりかけてきた頃、一冊の本との出会いがありました。  岩波新書から出版されている霊長類の研究者、河合雅雄さんの書かれた「子どもと自然」(岩波新書、注①)という著書の中に「チンプ型とオラン型」という項があり、その項を読んだ時には、ほんとうに目から . . . 本文を読む