ハートステーションなないろでは、2ヶ月に1回、お誕生日会がある。8月30日は、ちょうどその日に当たっていて、ちょっとしたお茶目な計画を実行に移した。
その計画とは、その名も「もうそうニュース 順風」と銘打って、順風のパロディー版をお誕生日のプレゼントにするというものだ。しかし、残念ながら、このパロディー版は門外不出という暗黙のルールがあるため、公開は出来ない。
その一部(日程表の部分)だけ紹 . . . 本文を読む
小早レースの会場に訪れていたホリエモンは、ミーハーの多い因島では人気者だった。「改革」と書かれたTシャツ姿で、握手、サイン、記念写真にまで気軽に応じ、常に人だかりを作っていた。かく言う私も、思わず生ホリエモンを見ようとする野次馬の一人となり、砂浜に姿を現したホリエモンを目撃するのだった。
ホリエモンの第一印象としては、いつもテレビで見ているほどシニカルな笑いもなく、案外普通の人だな~というも . . . 本文を読む
愛媛県上島町の岩城島対岸には、かつて柑橘栽培が盛んだった赤穂根島という無人島がある。ちなみに、この島には、古代遺跡があり、旧岩城村の文化財となっている。この島の遺跡を長年研究している考古学者の梶木教授は、助手5名を従えて、この夏、現地調査に入った。
対岸の岩城港から漁船をチャーターした梶木教授一行は、これから赤穂根島へ向けて出航するところだった。
「教授、本当に計画通りこの島でキャンプするんで . . . 本文を読む
夜食のカップ麺は確保した。デスクには、これから片付けなければならない書類の山が待っている。
「シゲル、先な!」
同僚のカワチはドアの前で一回転してボクに手を振った。
「アディオス!いいってことよ」
ハナからカワチの手助けなんて期待してない。昼休憩に夜食の用意をしていなかったのは確認済みだ。
長い夜が始まる。
アフリカ、モザンビークのNGO。食糧支援と輸送手段のレポート。腹を空かせた子ども . . . 本文を読む
因島中でここほどおしゃべりな場所はない、と思えるほど賑やかなハートステーションなないろ。そんななないろには、決まり事はないのだろうか。
なないろのリビング中央には、約10人が向き合えるような大きなテーブルがある。そのテーブルの上には、
「ここでの(ハートステーションなないろ)話は、置いて帰ってね」と書かれたメッセージが貼り付けられている。つまり、このメッセージは、どんな話をしてもそれを外部に持 . . . 本文を読む
尾道の「乗艦せよ! 男達の大和」のロケセットを見てきた。時速50キロで海上を疾走する263㍍の巨大戦艦が沖縄に向けて死に場所を求めるように出撃する。桜の花に涙し、散りゆく男達が覚悟を決めた日、日本はどうなっていたのだろうか。
政治にはスピリットが要求される。
そうは、思わないだろうか。あの時代と今は違うかもしれない。しかし、いつも痛みを味わうのはごく平凡な庶民ではなかったのだろうか。
お . . . 本文を読む
今年は因島にライブフェスティバルが帰ってくる、と聞いて、8月14日、しまなみビーチへ向かった。中庄を過ぎ、大浜を通り抜け、峠を下ってしまなみビーチへ侵入するT字路まで来ると、懐かしい特設ステージが見えてきた。
ライブフェスティバルは、今年で6回目になる。いんのしまでの夏祭りとして、エネルギーを出し切る場。参加バンド、聴衆が、お互いに理解と親睦を深め、音楽技術の向上を図る場。故郷因島のよき思い出 . . . 本文を読む
猛暑の中、逃げ水の揺らめくアスファルトの路上を走り抜き、やっと涼しい木陰に入ったと思ったらクマゼミにおしっこを引っかけられてボクは配達を続けた。三庄から鏡浦へと抜ける三浦線では、水平線に夏雲が浮かび、生き物たちのパラダイスが広がっている。ボクは脱水症状になるのではと思いつつ、握力の落ちてきた手にハンドルを握りしめ、バイクを疾走させる。
知人の家へ配達してもドアをノックせず、ただひたすらなないろ . . . 本文を読む
まだ仕事が残っているのにボランティア、というのは、実社会ではタブーだろう。この日、順風の発達はまだ残っていた。
配達してから行く方がいいか、配達前に一度顔を見せてから行く方がいいか。ボク時には、スケジュールが詰まっているので、なるべく先に仕事は済ませたい。でもー、無連絡で遅れていくとー、つまりー、そのー、圧力団体のドン、幡地玲子女史に睨まれそうで…。修正、修正!優しい彼女に心配されそうなので、 . . . 本文を読む
今回の衆院解散、もし私がネーミングするとすれば「妄想解散」。
特殊法人などを構造改革するため、郵政民営化を目指した小泉さんは、造反議員に見限られて国民に信を問うしか選択肢がなくなった。しかし、国民の大多数は、はたしてグロテスクな政治世界の利権に関心を持つだろうか。いくら美辞麗句を連ねても、三位一体改革による地方切り捨て感、弱者疎外感はぬぐい去れない。障害者自立支援法などの重要法案は廃案になっ . . . 本文を読む