春の日差しが心地よい。花粉症で悩んでいる人以外は、この開放的な空気に触れると心安らぐ思いがするに違いない。
そんな中、4月は異動のシーズンでもある。いつも大らかに目的の軸を曲げず、しっかりしたプランを立てて学校経営していた田熊小学校の岩木校長もその対象になっていた。
「一番最初に田熊小へ赴任したとき、子どもたちが素晴らしいコーラスで迎えてくれたんです。その歌声を聞いていると、この学校の伝統 . . . 本文を読む
「生涯の価値、潜在価値を見ていくことが大切」
商工会議所 経営革新実践講座 山口 雅人氏の講演
一〇〇万円のお客さんとしか思わないから、大事にしようと思っても大事にできなかったんだと思うんです。それでアフターサービスもなおざりにして、葉書一枚みたいな形になってしまうんです。
ところが、四〇〇〇万円いただけるお客様なんだよってことが分かったら、この会社は、きちんとアフターサービスで . . . 本文を読む
しまなみ海道の観光ルートを紹介するため、雑誌社の取材チームに同行した。自分では知っているつもりだった「大阿武船」を取材したとき、まだまだ知らないことが多い、と痛感した。
大阿武船は予算を切りつめるため、全てに大きな木材を使っているわけではない。鉄のフレームの上から木材を巻くという独特の工法で作られているため、純木船のように塩水をかけてやっていれば半永久的に船体が保つというものではなく、年4回 . . . 本文を読む
「地域に備わっている潜在能力を引き出し、情報発信していくためには」 1
パネリスト
前田 眞 (NPO)えひめNPO センター理事(司会進行役)
榊原恒司 (NPO)尾道文化財研 究所理事
村上利雄 (NPO)能島の里を発 展させる会
渡辺康男 今治中央地域農業改良 普及センター
前田 司会進行をさせていただく前田です。
では、今から体験学習の進め方としてパネルディスカッシ . . . 本文を読む
アメニティー公園の「日曜市」
日曜日の午後から春の陽気に誘われて、私は大浜町のアメニティー公園へ出かけてきた。
伊勢物語の第六十八段に、
「雁鳴きて菊の花咲く秋はあれど春の海辺にすみよしの浜 (雁が鳴いて菊の花が咲く秋はたしかにすばらしい季節であるが、春の海辺に住むのはまた格別だーここ住吉の浜はその名の通りとてもすばらしい)という歌が詠まれている。男が和泉の国の住吉という土地で、その辺りの風 . . . 本文を読む
「しまなみ海道沿線を体験学習、修学旅行誘致のモデル地区に」
しまなみ海道の豊かな自然、数々の歴史、文化資源をまるごと「まなぼう」と設立された瀬戸内しまなみ大学では、小中学校で取り入れられている総合的な学習の時間、愛媛県の一市一町で展開されているグリーンツーリズムなどの活動を取り入れ、修学旅行誘致などのニーズに応えていく子ども向けプログラムを作成するため、「瀬戸内しまなみ大学附属小学校」を立ち上 . . . 本文を読む
「生きてるもんは、後片づけするだけよ」
17才までしか生きられなかった亜紀との思い出は、美しい。
美しい思い出を記憶の底に鎮める作業は、完全に壊れてしまったジグソーパズルを組み立て直す作業に似ている。
思い出せない思いで。
彼女の記憶が記憶のデテールに残っている限り、残された苦痛は彷徨っているのかもしれない。
開放された彼女は、どこへ行くのだろう。
「眠れない」
人は安らかな眠りを求め . . . 本文を読む
「口先だけでは、お客様を大事にできない」
商工会議所 経営革新実践講座 山口 雅人氏の講演
V字回復の秘訣は、既存客が減るという穴をどう塞ぐかが課題なんです。
減らないように、減らないようにしておいて、新しいお客さんを一件つかんだら、プラス1、3件つかんだらプラス3、という形の仕組みにしておかないといけないんです。
営業の動員数だけでは、これは解決できない問題です。こ . . . 本文を読む
田熊町須鼻区のギャラリー喫茶ブラームス(℡22ー5112)では、今年1月17日に肝臓ガンのために亡くなった村上泰嗣さんの写真展を3月31日まで開催する。
「故郷
兄ほど故郷を愛した人は
いない気がします
ふるさとの自然を愛し
そこに住む人々を愛し
四季つれづれのあじわいを肌で感じて
心のフィルムに収めていった
兄は故郷そのものでした…。
いつのまにかそこへ帰っていっ . . . 本文を読む
いよいよ3月28日、尾道、御調、向島の3市町は合併する。この新市に来年編入していく因島市はどのような位置づけになるのだろうか。
3市町の合併協議会のHPを見ていると、どうやら因島は地域拠点としての機能は残されそうだが、新市の都心部から離れた因島は島という特殊性のため完全に周辺部となり、かつて御調郡だったころのつながりが深い3市町とは一線を画す存在になると予測される。いくら行政当局がやっきにな . . . 本文を読む