船方道を歩いてみる

しまなみ海道では、
これからの季節に山登りをするなら防虫スプレーと山菜ステッキ鎌が必需品になるでしょう。
山菜ステッキ鎌は、
２ｍほどのアルミのステッキに刃渡り１０ｃｍほどの折りたたみ式鎌がついたもので、
山に自生するイバラなどを刈り取りながらウォーキングするための小道具です。
先日、ネットで注文して届いたので、
さっそく船方道を歩くのに使ってみました。

船方道は、
江戸時代に千石船で隆盛を極めた椋浦へ行くための古道です。
三庄の千守から椋浦へ向かう道路の途中、
見逃してしまいがちな林の中に小さな表示板があり、
そこから入っていくようになっています。
ただ、今の時期はイバラが幅を利かせていて、
ほんの少し道へ入ったところでイバラに行く手を塞がれてしまいます。
そこで、新兵器「山菜ステッキ鎌」を購入したわけです。

ところが、
道へ入ってしばらくは通用していた山菜ステッキ鎌ですが、
イバラのあまりの多さに手こずってしまい、
結果として新兵器のストッパー部分が壊れてしまいました。
もう一度使うためには、
鎌の部分の改造が必要なようです。
先端部分のストッパーにリング状の留め金をつけて補強すればもう一度使用できそうです。

船方道には、のどかな風景があります。
今はミカンの花の季節で、その清々しい香りに気持ちも穏やかになります。
コースもそれほど長くないので、
散歩気分でウォーキングが楽しめます。
ぜひ、行ってみてください。