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華道家 余田紫甫(志穂) 

いけばな嵯峨御流・華道家 余田紫甫の海辺の街での楽しいくらしと花を愛する日々

華道 専修会5月 生花 魚道分け(燕子花/杜若)

2010年05月18日 | Flower
2010年度の専修会の始まり、本年度の講師先生をお迎えして気持ちも新たに学んで行きたいです。

生花 株分けの一つ
魚道分け とは 水物(水の中に生える植物)の株分け

『たおやかに 強からず 花軸かくして 水際あざやかに いくべし(活けるべし)』

燕子花/杜若は
水の中から生える(類似の文目は乾いた土・菖蒲は湿地に生える)
花・茎から出る汁は染料ともなる

初夏の水辺の燕子花の美しい景色を表現致します。

魚道分け(縦姿 客位 二花十五葉・横姿 主位 一花十一葉 ) 花材 燕子花/杜若

葉の裏表を見定めて 役枝に葉組を行い活けて行きます。





目に見えるものが見えないとしたり、目に見えないものまでも見せてしまう和の美学
この水盤の延長に尾形光琳の燕子花図が見えてきそうです。



折りしもタイミングよく
根津美術館(青山)にて
新創記念特別展 
国宝燕子花図屏風 琳派コレクション一挙公開
2010年4月24日(土)~5月23日(日)
が開催されていました。(行きたいな~)

授業にて先生の作品 (魚道分け)



参考作品 花菖蒲 宇治橋の釣瓶 
(その昔 お茶屋の通圓が宇治橋三の間から伏見におられた豊臣秀吉公と利休ために
       釣瓶(つるべ)で水を汲み茶を経てたという古事にちなむ=現在の宇治の茶祭り)



珍しい花菖蒲

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