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華道家 余田紫甫(志穂) 

いけばな嵯峨御流・華道家 余田紫甫の海辺の街での楽しいくらしと花を愛する日々

いけばな教室  5月17日

2014年05月19日 | Flower
左盛態  涼しげな花材で初夏の爽やかな水辺の景色を活け表しました。

たにわたりエメラルドウェーブ
カラー(白)
ソリダコ



春から夏にかけて気温が上がり花の持ちが短くなってくる季節です。
今日は草木の水揚げについて勉強しました。

季節の水揚げ

1年の巡りを考えて時候に応じた水揚げを施すのが大切。

春分~夏至~秋分~冬至 で季節を四季に分けて考えます。

また植物によって水揚げ方法も多様に変わります。
伝書では100以上の条に及んで水養いについて書かれています。

水切り・深水・逆さ水・切り口をつぶす・もぎる・湯で煮る・焼く・薬品を使うなど
そして常に清潔な水に活ける事も大切です。




5月 専修会 燕子花 新宅移徙(わたまし)の花 

2014年05月17日 | Flower
燕子花 または 杜若(どちらもカキツバタ)

移徙(わたまし)と古来殿移り、神輿の渡御の事をいい後に転宅や引っ越しの事を指す言葉になりました。

・新宅移徙の花 新しい家に移る場合 転居を祝う花です。
・移徙の花 古い家に移転する場合の転居を祝う花。

火を連想させる赤い花は避ける事を第一に考えます。
火を消す水を連想させることを良しとします。
白い花か 水草が適しています。

今回のお稽古は燕子花を用い新宅移徙の花を活けました。



燕子花の参考作品