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華道家 余田紫甫(志穂) 

いけばな嵯峨御流・華道家 余田紫甫の海辺の街での楽しいくらしと花を愛する日々

映画 メゾンドヒミコ

2006年10月27日 | MOVIE
映画館で見るつもりが機会を逃してしまった作品。
期待通り面白かった。
日本離れした海辺に立つ『メゾントヒミコ』その建物の姿はとても美しくて
病床でも綺麗に塗られた爪をした日本人離れしたヒミコ(演じるは田中泯)そのものの様だ。
どちらもとても趣味がよく、現実離れしてる。
若い頃、華やかで虚栄の世界で輝くように生きてきたゲイの老いは残酷で悲しい。
けれども、男でも女でも老いは平等にやってくる。。と思う。
どう老いるか、、どう老いたいか、、誰と老いたいか、、、誰にも大きな課題。

それぞれの好物を食卓に並べる土曜のランチのシーンと
きらびやかな過去の写真が飾られた映像が印象に残る。

ゲイを題材にした映画で大好きな映画沢山あります。
『プリシラ』・『ブエノスアイレス』『クライングゲーム』『さらば我が愛』ほかにもいろいろ、、
この作品も私リストに加えます。

オダギリジョーの色気は言うまでもなく圧倒されました。
柴咲コウも素顔で原石を磨かない女役を熱演。
二人を差し置いて、、西島秀俊ってなにげにめちゃ上手い。
ほんとにこんな人だっと、役が素に観えてしまう。

ところで、みんなでめかして行くダンスホールの演歌ダンス、、あれはなに?
妙に気になったんだけど、、
まさか巷で流行ってる?映画の中の架空の世界?(って私は信じたい!)

結婚して子供もいて、、ある日夫がゲイだと告白。ってあるんだ、、
修羅場を潜り抜けて、、親友になれるかな、、、

観終わった後も、ピキピキピッキー♪のフレーズがいつまでも残ります。

監督は犬童一心監督
『ジョゼと虎と魚たち』は心に残る日本映画のBEST10に入ります。
原作は大好きな田辺聖子さん、本も良かった。(この短編集、山田詠美の解説でホロリとした)
NHKの朝の連ドラで田辺さん演じるのが大好きな藤山直美。
これが面白くって、、最近毎朝欠かさない唯一のドラマ♪
久しぶりに本も田辺聖子の世界に入ってる今日この頃、、

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