しがらきのお盆

もう、みなさんはお盆休みかな。。
信楽のお盆は、14日と初盆参り（タナ参り）があります。
これは、今年一年間（昨年7月以降）にお亡くなりになられたおうちにお参りするんです。
基本的にお葬式にお参りしたおうちすべて。
ですから、おつきあいの多いおうちは数十軒とお参りをされます。
ちなみにうちも十件近くあります。

ですから、14日の信楽の町中は喪服姿で軽トラに乗った人たち（風景）があちらこちらで見かけられます。
たぶん、びっくりされるくらい。

なので、親戚付き合いが多いところは、毎年、この初盆のお手伝いなどがあるので
お盆休みは連続して休めないんです。

この初盆参りは当然、御仏前を包みますよ。

私の小さい頃はおじさんに連れられて、参っていました。
と、いうのも、当時はお駄賃がいただけたのです。
私の記憶では、約30数年前ですが、各ご家庭200円くらいいただけたと思います。
ですから、この初盆参りは小遣い稼ぎに率先して行った記憶があります。
（表現が悪いですが、お許しください）

当時は、おじさんの軽トラの横に乗せてもらい、
初盆の家に着くと、「あそこの提灯かかったる家や、行ってこい」
「なんてゆうたらええの？」
「これ、仏さんにしんぜといてくださいって言え」

子どもなので仏さんにお参りはしなくて、おじさんから預かった御仏前を玄関先で
そのおうちの方に渡すと「ちょっと待っててね」
すると、「参ってくれてありがとう！これどうぞ」とポチ袋を手渡してくれる。

このシステム（表現が悪くてすんません）もいずれ、図書券に代わり、おやつになっているそうだ。
ちなみに昨年うちの母の初盆の時は、子どもさんが来てくれたのは1件だけでした。

これも、しがらき独特らしい～