「参画型経営計画―中・長期を見すえて」を購入して、中身をざっと眺めてみた。少し古く(硬い文章で)経営計画にフォーカスした内容であるが、いろいろなタイプの中長期計画を策定する際の参考になる実践的な書籍であると思う。
第Ⅰ章にある「中・長期経営計画とは」で、中長期計画と短期計画の違いが整理してある。中長期計画とは何か(What)だけなく、なぜ中長期計画を策定するのか(Why)と策定した中長期計画をどう現場での実行(計画)に繋げていくのか(How)の理解が大切だと思う。
経営計画のタイプ
A. 総合計画、部門計画、個別計画
B. ビジョン計画、戦略計画、業務計画
C. 長期計画、中期計画、短期計画
中長期計画策定の意義は、企業環境変化への対応であり、そのための経営構造の変革である。変革するには、当然中長期の計画になる。
中・長期経営計画は、企業環境変化に対する洞察に基づきながら自社の目標・願望を明確にし、その実現のために何に、どういう考え方・方法で取り組むべきかを取りまとめることにねらいがあります。(P.13)
中長期戦略策定の参考になる書籍としては、他に以下の2冊がある。前者はHRインスティテュート、後者はニューチャーネットワークスグループによるもの。
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