ありがとう 白黒ちゃん

今年の私の誕生日は、日食で、ヒョウが降ったり　虹が出たりして大気がとても不安定だった。

だから敏感なコたちは　何かを感じ取って、
いつもと違う行動をとってしまったのかもしれない。

あんな賢くって用心深い白黒ちゃんが交通事故に遭うなんて…。



あの日の夕方、家にきた女の子が、
「車にひかれた猫を見た。」
と言っていた。

ちょっと胸騒ぎがしたけれど、
「賢くって用心深い白黒ちゃんが事故に遭うわけないよね…。」
とパパさんと話していた。

でも　その日から、パタリと白黒ちゃんが姿を現さなくなった。
そして　さっき、白黒ちゃんのお母さんから、事故のことを聞いた。

くうが亡くなって、私たちの心の隙間を埋めてくれた白黒ちゃん。
あの日の朝も、家のエアコンの室外機の上で日向ぼっこをしていた白黒ちゃん。

ありがとう。あなたの存在は、私たちの心の支えだった。
でも、あなたには、とうとう何もしてあげられなかったね。
だけど　私たち、あなたのことは忘れないよ。あなたのことが大好きだったよ。
本当に　ありがとう。安らかに…。そして、くうに　よろしく。