先日、ジェームス.D・ワトソン 氏 による「二重らせん」を読み終えました。
先日読んだ「知の逆転」のインタビューにも登場したジェームス.D・ワトソン博士の有名な著作です。
「二重らせん」という特異な形態をもつDNA構造の発見経緯に関しては、いろいろなエピソードが世の中的にも語られていますが、本書はまさに当事者の筆によるドキュメンタリーです。
歴史的発見を競う科学者間の赤裸々な絡みやワトソン博士自身の心理的な葛藤等がリアルに記されていて、なかなか興味深いものがあります。
ただ、少々プライベートな無駄話が多すぎるような気がして、もう少し肉厚の内容を期待していた私にとっては、少々物足りない残念な気分した。
読後感については、また私のもうひとつのBlogでお知らせします。