OMOI-KOMI 雑感

今までのBlogが読んだ本の感想が中心になってしまったので、こちらは気楽な日記用にしてみました

〔読了〕  果つる底なき

2010-01-01 18:50:15 | Book_Review

 このところ普通の読書の合間に、ここ10年ぐらい以前の「○○賞受賞ミステリー」をちょこちょこと読んでいます。

 昨日読み終えたのが 池井戸 潤 氏による「果つる底なき」
 第44回江戸川乱歩賞受賞作とのことです。

 ミステリーなのであらすじは書きませんが、

 「私は高畠が考え込んでいる間、まわりで飲んでいる連中の表情を観察した。楽しそうな表情もあれば、沈み、鉛色をした瞳の持ち主もいる。弾けるような笑いもあれば、怒りに顔を赤らめ何事かを必死で主張するものもいる。これだけ大勢の人間がいながら、集団として捉えることはできない。あるのは個だ。都会特有の隔絶した感覚に、長い間かかって慣れてきた気がする。いま私の胸中には、この世の中で生きていくことの醜さ、むなしさが漂流するだけだ。
 守るものが欲しい。何か。・・・」(p303-304より引用)

 たとえば、こういったフレーズが、この類のミステリーの読者と世代感覚を一にするのかもしれません。


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12月31日(木)のつぶやき

2010-01-01 00:21:03 | Weblog
15:30 from Tween
この正月休み、ゴジラシリーズ第25作「ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃」を観直しました。モスラが飛翔するシーンでは、双美人を想起させる前田愛・亜季姉妹が登場します。愛さんは、この作品の前、大映の「ガメラ3」で主役でしたから、大映→東宝の一体化の象徴のようにも感じます。
15:53 from twitterfeed
香港からインドへ (深夜特急(沢木耕太郎)):  あまり読まないジャンルの本ですが、沢木耕太郎氏の代表作の中でも評判がいいので手にとってみました。  若き日の著者が日本から香港・マカオを経てデリーに入り、そこから陸路ロンド.. http://bit.ly/72V3Vx
23:50 from twitterfeed
〔読了〕 不況後の競争はもう始まっている:
 昨日、ボストンコンサルティンググループ による「不況後の競争はもう始まっている―景気後退期の戦略行動とは何か」を読み終えました。 本書で主張しているのは、この世界的不況を乗り.. http://bit.ly/4AvLml
by shian_cyu on Twitter