今日限定日記

ここだけ他の日記とちょっと毛色が変わりますが、今日限定ってことで

今回の震災で長期の返済猶予つき融資を検討しているそうです

関東大震災のときには震災手形、阪神大震災のときには当初5年、必要なところにはさらに5年の返済猶予つき融資が行われました


大規模な返済猶予つき融資は大災害になるとつきものといってもよいでしょう



事実それで事業再建を果たして返済していったところも少なくありませんが、問題は返済できるような事業再建ができなかったところ

返済猶予といっても利息はかかりますから猶予期間が終わったときに返済額増大に耐えられる基盤ができなかったら(利息だけ)払っても払ってもまったく減らない借金と対峙という蟻地獄のようなことになりますし、金融機関にとっては不良債権以外の何者でもありません


そのあたりをしっかり審査できればいいのですが、大災害後の状況ではそんなことができるはずもなく、結局何割かの不良債権化を覚悟で貸すしかないわけで…




原発の危険と、電力需要のジレンマが話題になってますが、この問題もなかなかに深いジレンマを背負っていると思うわけです


ちなみに最初に挙げた関東大震災時の震災手形は、それによる不良債権によって内閣が傾くほどの問題になりましたとさ