こんにちは
7月14日、母校である広島皆実高校のグラウンドで、1999年の岩手インターハイ決勝の続きが行われました
1999年8月
岩手県盛岡市で行われた全国大会決勝戦
広島県代表 広島皆実高校 対 千葉県代表 八千代高校
秦さんのFKで先制するも追いつかれ、さらには八千代の加藤さんのゴールで逆転され1-2。その後CKから僕のふくらはぎシュートで2-2に追いつき、後半終了しても決着が着かずに延長戦へ。
延長戦でうちの瀬戸さんが逆転ゴールを決めて3-2。しかし延長後半、八千代の兵藤くんに同点ゴールを決められ3-3。
激しいシーソーゲームとなった決勝戦は延長戦を終えても決着が着かず、3-3の引き分け。
大会規定により、インターハイ至上初の両校優勝になりました。
皆実にしても八千代にしても、どちらも初優勝でしたが、引き分けという結果にスッキリしない感情がどこかに残っていました。
当時のNHKの映像を観ても試合終了直後の両チームの選手たちに笑顔はありませんでした。
あれから14年。
両チームの当時のメンバーたちが昨日広島皆実高校グラウンドへ集結しました。
14年前の忘れ物を取りに…
当時の監督である加藤先生がスタメンを発表し、試合前の集合写真

試合前の円陣を組んでいるとき、当時の記憶が蘇ってきました。
あのときも炎天下で暑かったな。
当時と同じ3-5-2の3バックの左のポジション。真ん中に中野誠さん、右に田村の3バックはあの試合とまったく同じ。
試合が始まると、相手の八千代の選手たちのプレーを見ながら、「あのときもこういうプレーがあったな。」など、あの試合の様々なプレーが脳裏によぎってきました。
試合は前半に皆実が2点を先制

しかし、後半八千代が追い上げてきて、1点を返されて2-1になると、ゴールkら35mくらいのところからのFKを弾丸シュートで直接ゴールに叩き込まれて2-2の同点に
このシュートは本当にワールドクラスのシュートでした
2−2のまま時間は過ぎていきましたが、ペナルティエリアの前でFKを得た皆実は、センターバックの誠さんの素晴らしいFKが直接ゴールに吸い込まれて3−2


誠さんがFK蹴ったのは初めて見ましたが、素晴らしいシュートでした
本人曰く、「実は高校時代から持っていた。」ようです
秦さんがいたから自分が蹴ることはなかっただけだと…
試合はさらに1点を追加した皆実が4−2で勝利

同級生たちと(当時の2年生)

14越しで試合の決着を着けることができました
しかし
その後のレセプションで
実はホーム&アウェーという噂も…
まだ決着はついていないようです
次は八千代で
試合を終えて清々しい気分があるとともに、改めて思ったのは、本当は決着なんてどうだってよかったのかもしれないということ。
あのとき、同じようにやりきれない想いをした仲間たちともう一度みんなでボールを蹴りたかっただけかもしれない。
サッカーが繋いだ絆。
たった一度だけ対戦したチームとこれほど絆が深まった事はこれまでなかったと思います。
全国制覇を分け合った仲間として
八千代、そして皆実の仲間たちとの絆は決して消えることはないでしょう。

試合後のレセプションで八千代の人たちと
また一緒にボールを蹴りたいですね。
遠くからもたくさんの方々が試合を観にかけつけてくれました。
ブハラの僕のユニフォームを着てウズベキスタンからも駆けつけてくれたみなさんと(+黒部さん)

この試合を開催するにあたっていろいろと動いてくれた皆さん、テント設営や当日運営など、精力的に動いてくれた皆実サッカー部の後輩の皆さん、OB会や保護者会の皆さん、当日応援に駆けつけてくれた皆さん、そしてなにより遠くから皆実高校まで試合をしに来てくれた八千代高校OBの皆さん、本当にありがとうございました

次は八千代で?

お疲れーっす