おはようござい!
築地場外市場で鮭専門店を営む、通称“しゃけこ”と申します。
今日は「鮭のおにぎり100品連打vol.45 海峡サーモンでおにぎり」についてです。
“海峡サーモン”を初めて食べました。
津軽海峡の荒波に揉まれて育ち、身が程よく締まっているという前評判を聞き、一度食してみたかったのです。
鮭食の歴史は、もちろん天然鮭に端を発するのですが、戦後、養殖鮭の改良が進み、また近年、ノルウエーやチリからの養殖鮭輸入量が増大し、今や子どもたちが大好きな鮭といえば「サーモン」=養殖鮭を指すほどになっています。
当店の品揃えも時代につれ、変化してきました。天然鮭しかなかった戦後復興期、養殖の銀鮭に力を入れた昭和の後半を経て、再び天然鮭の品揃えに回帰し、今日に至っています。
天然鮭は天の恵み。種類も加工法も多岐にわたり、季節や年ごとに異なる味に興味は尽きず、夢中になって天然鮭を追いかける年月を積み重ねています。
ここ数年は、秋鮭・時鮭の不漁が続き、また漁業を巡る日露の綱引きで、紅鮭の入手が以前のように簡単でなくなるなど、不安定な状況が続いています。天然資源の枯渇が取りざたされる中で、鮭もまた例外ではなく、私達は、天然魚を望めば存分に食べることができる最後の世代なのではないかと思うようになっています。
そんな状況下で、近年、注目されているのが “ご当地サーモン”です。
信州サーモン、宮城サーモン、讃岐サーモン…日本各地で、養殖鮭生産の取り組みは盛んです。私は鮭を扱う業者のひとりとして、その味を、育てる過程を、知りたいと思う様になりました。
海峡サーモンの山漬けを食べて、美味しいと思いました。
その理由を紐解くために、今月、青森を訪ねてみようと思います。
当店のHPも、ぜひ御覧ください。
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築地 鮭の店 昭和食品
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