今回は「時鮭」と「紅鮭」の違いをお伝えしますね。
1)共通点
・時鮭も紅鮭も脂が多く、ふっくらした食感が共通しています。
塩に漬けた場合、どちらも優しい辛さ(甘塩)に仕上げるため、塩辛くありません。
・また、どちらの鮭も「海外生まれ」なのが共通点です。
【時鮭の場合】
ロシアのアムール川で生まれ、北海道道東沿岸を回遊したのちに母川に帰ります。
【紅鮭の場合】
ロシアやカナダなどの北米の川で生まれ、北洋を回遊したのちに母川に帰ります。日本に最も近い生息地は、択捉島のウルモベツ湖です。
2)『時鮭』と『紅鮭』のそれぞれの特徴
【時鮭の特徴】
『時鮭』の標準和名は「サケ」ですが、『紅鮭』と区別するために「シロザケ」と呼ばれています。
『時鮭』はまだ産卵期の来ていない若い鮭で、産卵期に向けて脂をたっぷり蓄えている時期で、もっちりとして潤いがあり、身は柔らかいです。
さ春から夏にかけて漁獲されるのも大きな特徴です。
【紅鮭の特徴】
『紅鮭』の標準和名は、ずばり「ベニザケ」。
見た目は、若い時期は背が黒っぽく腹にかけにかけて銀色ですが、故郷の川を遡る頃には頭と尾尻がオリーブ色、体は真っ赤に変化します。そのため、身がほかのどの鮭よりも赤く、紅鮭と呼ばれるゆえんです。
紅い色の素はアスタキサンチンという成分で、抗酸化作用があるといわれており、美容効果や疲労回復効果が期待できます。
ロシアやカナダ等の川で生まれた紅鮭は、大海で数年回遊した後、故郷に帰る途中の6月から8月頃にかけて漁獲されます。
3)鮭の選び方
【時鮭の場合】
高価で稀少な鮭ですが、当店では、選り抜きの天然の時鮭(塩漬け)を常時ご用意しております。
1尾の場合、ロシア産、北海道産の2タイプがあり、より希少な北海道産のものもあります。
【紅鮭の場合】
日本船の網漁が2016年から禁止されたため、当店で扱っている『紅鮭』はほとんどがロシア産とカナダ産の天然物となります。
【当店での販売について(時鮭・紅鮭とも)】
・「3切入りを1パック」としたの真空パック品を販売しています。
・1尾を切身にカットした形でも、店頭とネットショッショップで販売しています。
1尾の場合には注文を受けてから切身にします。お客様のお好みに合わせて塩加減や切身の厚さは調整できますので、お求めの際はご希望をお伝えください。
いかがでしたでしょうか。
今回は以上となります。
時鮭・紅鮭のご購入は当店の通販サイトからどうぞ!
ご注文は電話・FAXでも承ります。
TEL/FAX 03-3542-1416
昭和食品