世の中、これは便利だ。こんなことができるのか。誰も思いつかなかった。
このようなもののことをヒット商品とか発明品とか言うのだろう。
昭和のテレビ台頭時代。チャンネルのダイヤルは子供には触らせてもらえなかった。一家の偉い人が厳かに回して観たい番組を選んでいた。いや、厳かではなかったかもしれない。それは家庭によって違うだろう。
それが、テレビが当たり前になってくると子供たちが熾烈なチャンネル争いを始めた。ガチャガチャと乱暴にチャンネルを回すので、有接点時代の多機能スイッチであるチャンネルは接触不良という当たり前のトラブルを起こすようになる。そして、有接点を使わないチャネンネルが登場してきた。電子接点だろうか、押しボタン式というものだ。ガチャガチャはなくなったが、番組争いは変わらない。少しは接点として長持ちするようになっただろうか。
そして、取り外しの出来る押しボタンが登場した。これがリモコンの始まりかもしれない。
そして現代はリモコンが溢れ出した。いったい家庭に何台のリモコンがあるだろうか。テレビ、これは台数分、レコーダー、オーディオ機器、エアコン、扇風機、照明機器、そのほか数えればきりがないかもしれない。
信号を伝える方法も赤外線とか電波とか様々だ。最近は赤外線はないかもしれない。
リモコンを撮影して思うことがある。ものすごい数のボタンだ。操作を覚えるには結構大変である。写真のリモコンはDIGA用だ。DIGAは2台あるが片方には使えない。このあふれるリモコンは何とかならないものか。各メーカーの使い勝手をPCのように規格化したらずいぶんすっきりとしたものになるだろう。
そして、この棒状の形にこだわらず、自由な発想で使い勝手を追及したり、デザインにこだわったり、すべての機器に対応したリモコンというのも実現できそうだ。
スマートフォンやiPadなどの携帯端末でも使えるようになっているとは聞いている。しかし、それでは何となくつまらない気がする。我が家のすべてをコントロールするリモコンと考えると、もっと威厳を与えてみたいものである。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます