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中国浙江省天台県の山奥のお寺を参拝したおり、本殿の大修復作業の現場に出会っ
た。
このお寺は創建が唐代(日本では古今和歌集が集成になった年・904年)。
再建が明代(日本では関が原の合戦の年・1600年)。
日本へ影響を与えた天台宗開祖の智者大師の修行道場。
この時代以後修復はなく、500年ぶりの大改築と説明を聞く。
日本では建築設計基準や耐震性強度偽装云々・・・・と煩いこのご時世。
中国では信者に対しても外国人に対してもオープンだ。
宗教活動は山門を出ての布教活動は不可。山門内での布教活動は可と言われている。誰もが山門からの出入りは自由と中国の人から聞く。
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絶対手抜きや偽装作業は出来ません。気持ちの上でも。
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明代以来の大修復作業ですもの、手抜きや偽装はできませんね。
次の修復作業は500年あとの西暦2500年との事!
さすが白髪三千丈の国ですね。
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浙江省の天台山国清寺をたずねた時。
このお寺には昔日本から栄西、最澄、道元などの高僧が留学している時に寄られた由緒ある寺だそうです。
遣隋使の時代に建立された。
遣隋使や遣唐使の憧れの寺だったそうです。
国清寺の甍を夢みながら東シナ海の荒波に苦しみ耐えたわけですね。
この由緒意ある寺の山門の壁にコウモリの彫刻があったわけです。
C君「寺にコウモリなんて気味が悪いなあ・・・・・・・・・・」
D君「夕闇迫る空を飛んだり、洞窟の中にぶら下がったりだよ」
C君「吸血コウモリで不気味なイメージだよなあ。」
そこで中国人のW君は
「中国では吉祥のしるしだよ・・・・・。老人、桃、子供、魚などが好まれる正月の絵
だよ。」
「どうしてコウモリは吉祥のしるし?」
「コウモリは漢字で蝙蝠と書き中国語の発音はビエンフ。この発音は’変福’
と同じ発音で’幸福になる’と言う意味だよ。」
なるほどなあ・・・・・・・所変われば・・・・変わるですね。
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「今日はこれで完了」友人のW君が。
今日の食事は中国の現地の人が行くところへはどうですか。・・・・・W君。
私二つ返事で「OK!]。
タクシー行ったところが劇場風のシアターレストラン。
「こんなものまであるんだー・・・・・・・。」入り口で食事代(60元/一人)を払う。二階前方の席へ案内される。メニューは一般の中華料理。8:00PMから出し物が始まる。女性の司会者がイブニングドレスのような服装で現れ中国語と英語で挨拶。歌、踊り、手品、漫才と多彩であった。客を飽きさせないように多彩なプログラムで構成していた。ターゲットは高額所得者の個人経営者のようだ。子供連れもいる。「そろそろ中国でも時間を楽しむ階層が出てきたらしい。」とW君。
踊りの最後、美人のショウダンサーが挨拶。写真をパチリ・・・・・・と一枚。
何回目かのショウ9:30PM終了。
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玄奘三蔵法師が二ヶ月滞在して説法した高昌故城
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東京のMAばあちゃん、昭和6年生まれの好奇心旺盛なおばあちゃん。砂漠への興味を示すが時計を持参しないと言うツワモノ。高昌故城で入り口から馬車にのり御者の片言日本語で話かけてくる。その掛け合いが面白い。
玄奘三蔵法師が講釈したと言われているところで散策する。集合場所に戻ると、おばあちゃんがなにやらやっている。御者が売り子に変身しているのだ。
「オネエチャン!安イヨ!」
「日本ジン、オトモダチネ!二個1000円でイイヨ」
「シンセキネ!三個1000円ダ!」
この言葉を聞いたおばあちゃん、俄然、買う気が起きたらしく、その物を横から、立てから、後ろから、裏返してみること5分、10分。(さすが’おばあちゃんの原宿・巣鴨で鍛えているらしい。)世界で有名な新疆綿が原材料の買い物バッグだ。素人が見ても物はしっかりしている。
「お金がないから」
「時間がないから」
「ガイドさんが時間厳守が厳しいの、行くから。」・・・・・・と、じらせる。
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そのうちに売り子さんもじれて、ダレ気味、売り子兼御者君の根負け・・・・・・・・。
「もう五個1000円でイイヨ!」売り子はふて腐れ気味、ヤケ気味。
ここでおばあちゃん負けてはいない。
一声・・・・・・「六個1000円!」
交渉成立。・・・・・これからトルファンへ行かれる方へ。最低六個1000円ですよ。言い値で買うこと無かれ。これも旅の楽しみですよね。
数年前の7月中旬のことでした。中国湖北省の省道318号線を赤壁市から三国赤壁方面へ向かって大型バスで走っていました。そうすると長江の河岸方面から市内の方向へ農民らしき人達が大八車やリヤカーに家財道具を積んで急いで移動していました。危機感のない平和ボケの我々にはなんだか不思議な光景でした。三国赤壁の駐車場に着いてやっと解りました。長江の河の水位が段々と上げて今にも決壊しそうな状況で農民の人達は高台に高台にと、避難しているわけです。今から考えてみると我々は全くの極楽蜻蛉でした。実際に崖の上に登り、対岸の洪湖市方面をみると水量がドンドン増しているようであったし、なんだか不気味な感じがした。崖から降りて川岸を見ると堤防決壊まであと10センチと迫っていた。急いでバスにのりその村から離れた。
後から聞いた話ですと下流の省都・武漢を洪水から守るために洞庭湖の上流にある地区の堤防を決壊させたらしい・・・・・と。
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濁流がゆっくりとゆっくりと水位を上げてくる。
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崖から下りてみると堤防まであと10センチしかない。 ![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/7c/5d470a7264e25ec9e7f99c06e2927da1.jpg)
武漢長江大橋下の水位もかなり上がっていました。
後から聞いた話ですと下流の省都・武漢を洪水から守るために洞庭湖の上流にある地区の堤防を決壊させたらしい・・・・・と。
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中国国内でバスに乗った方はご理解できると思いますが、細い一車線半ぐらいの幅の場合、前からくる車とこちから走る車がお互い道を譲る気が無し。むしろ正面衝突するぐらいになるまで突っ込んでくる。危ないゾオー・・・・と思っていると、瞬間的にどちらかがハンドルを右にきる。(中国は日本と反対の通行)
交通ルールよりも勇気が優先する車社会らしいですね。
当方の運転手君30代の男性。スピードも出すがハンドルを切ってかわす韋駄天タイプ。乗った当初から目的にむかって一目散に走るその傾向はあったが。当方「おりさせていただきます!」なんて・・・とても言えない小心者。よそ様の国へ来て、美味しい中華料理を食べ、おいしい5年ものの紹興酒をいただいて、旅をしている身。「貴方様の運転の仕方、少々荒っぽいご様子ですが。」なんて喧嘩を売るような言葉なんて、小生の中国語の辞書にはないし、学校でも「ウオー アイッ ニィー」は教わっても、それは教わってない。
韋駄天運転手君いつもの調子でやや右側に蛇行している道を50キロぐらいで走行、一見ルンルン気分のハンドル捌き。私の座席は韋駄天様の後ろのお腹のでた布袋様のごとく、どっかり座って見ていたから、よくわかる。普通ならゆっくり行くべきところ「エイッ!ヤアッ!」とばかり行ったのだろう。
それが悪かった。前からは張飛のような、おあ兄さん。韋駄天君はその顔に威圧されたのか、右側にハンドル切った。その瞬間 ガツン!ショックが尾骶骨に響いた。前輪の右側と後輪の右側が側溝のセメントに目いっぱい当たったのだ。韋駄天君と張飛様の戦いは張飛様の勝チィ。その結果写真の図とあいなりました。
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桂林で有名な川下りで水墨画の世界に浸っているとき、「日本人ですか。」と聞かれた。振り向くと中国人母子らしいき二人ずれ。漢語で質問される。デジカメ、ビデオカメラ、婦人のルイビトンのハンドバックなどをみて「いくらですか?」との質問。よほど珍しいのかな・・・・と内心思った。話をきくと今の中国ではデパートへ行けば何でもそろっている。日本にくる中国人も「買うものがない」と言う愚痴を聞く事があるが。興味あるのは「日本人は幾らでそれを買うのか」との事らしい。実業家らしくレートからすぐ換算して高いだの安いだの言っているようだ。話によると中国東北部の遼寧省瀋陽で自動車の修理工場を立ち上げ5年くらいやっているとのこと経営は若い娘さんとその旦那さんとこのお母さん。余裕がだいぶでてきたので母親に南方の景色を見にバカンスでやってきたとのこと。月に数万元の収入だそうです。ハイソでセレブな中国での勝ち組なのであろう。中国広東省の2003年度統計年鑑によると都市家庭と農村家庭の耐久消費財の普及度を発表していた。100戸あたり都市部ではエアコン142台、携帯電話151台、冷蔵庫93台、洗濯機98台、DVDプレーヤー81台、バイク75台、カラーテレビ153台。農村部の100戸のはエアコン7台、携帯電話56台、冷蔵庫19台、洗濯機28台、DVDプレーヤー46台、バイク71台、カラーテレビ92台。次の欲しいものは自家用車。憧れらしい。時間の問題のようだ。都市部と農村部の消費財所有には大きな差があるようだ。この遼寧省勝ち組のセレブでハイソな母子に「どこの国へ観光で行きたいか」を聞くと、口をそろえて「アメリカ」とのこと。海外旅行が自由にいける時代に中国もなったようだ。