玄奘三蔵法師が二ヶ月滞在して説法した高昌故城
東京のMAばあちゃん、昭和6年生まれの好奇心旺盛なおばあちゃん。砂漠への興味を示すが時計を持参しないと言うツワモノ。高昌故城で入り口から馬車にのり御者の片言日本語で話かけてくる。その掛け合いが面白い。
玄奘三蔵法師が講釈したと言われているところで散策する。集合場所に戻ると、おばあちゃんがなにやらやっている。御者が売り子に変身しているのだ。
「オネエチャン!安イヨ!」
「日本ジン、オトモダチネ!二個1000円でイイヨ」
「シンセキネ!三個1000円ダ!」
この言葉を聞いたおばあちゃん、俄然、買う気が起きたらしく、その物を横から、立てから、後ろから、裏返してみること5分、10分。(さすが’おばあちゃんの原宿・巣鴨で鍛えているらしい。)世界で有名な新疆綿が原材料の買い物バッグだ。素人が見ても物はしっかりしている。
「お金がないから」
「時間がないから」
「ガイドさんが時間厳守が厳しいの、行くから。」・・・・・・と、じらせる。
そのうちに売り子さんもじれて、ダレ気味、売り子兼御者君の根負け・・・・・・・・。
「もう五個1000円でイイヨ!」売り子はふて腐れ気味、ヤケ気味。
ここでおばあちゃん負けてはいない。
一声・・・・・・「六個1000円!」
交渉成立。・・・・・これからトルファンへ行かれる方へ。最低六個1000円ですよ。言い値で買うこと無かれ。これも旅の楽しみですよね。
この位の気概が無くっちゃ!
だてに人生過ごしちゃこないネ。
この旅の楽しみ方は、見習わなくっちゃ。
爪垢ものですよね。
いつまでも、この意気で旅を楽しんでください。
三河屋の子犬さん
経験者は買い物心理をよくご存知ですね。
買い物の楽しさは私はわかりませんでしたが、ある機会から良くみる習慣をつけられました。
単純に駆け引きを楽しめれば・・・・・かな。
ガラクタ呼ばわりされてますが、私にとってはハナス湖の隠れた一点は大事にしてます。