せっとせとになってる(ミラー!)

海馬社長を永遠に崇拝しながら、ボッチヲタ生活を送る
昔のよろずサイトのノリで雑食二次ヲタな日々(たまに三次)

(大友克洋先生) 「MEMORIES」を、2回目に観たメモ

2023-04-10 05:35:50 | 映画・音楽・本

Σあーこれ前に借りたわ! 間違えて2回目観た…

でも前回観たのは相当昔の事だから、やっぱ見え方も多少違って、気付くのちょっと遅れた(;^ω^)
…おかしいなー前もブログに感想書いた気がするんだが。検索にHITしないゾ。
まぁとにかく2回目つう事で、2回目なりのスキマ的個人的感想・妄想をメモっときます=3
 
てかこれ1995年? すげえなあ…。
 
 
「彼女の想いで」…
分かりやすくSFで宇宙。宇宙ってなんかクラシック、オーケストラが似合うよね。
(ハリウッドの洗脳か?w)
と思ったら、菅野よう子さんが音楽を手掛けていたという事で。流石の迫力ですわ。
スペーシーなデザインや展開に、自然美や伝統美の対比が綺麗ですな。
で、うっかり見落としそうだが、実はかーなり、古典的なホラーのど真ん中だったり=3
それも、日本のホラーのど真ん中ね。女性が恋愛絡みで幽霊になるのはこっちの文化っすから。
 
って考えた時に、
「じゃあ彼女個人が特別悪で幽霊でって設定より、あの磁場に、同じような境遇の人の思念が集まってきて、それによってあの空間が維持・拡大を続けている…って設定の方が、自分的にはいいかも?」
(『磁場』なつかしいな~ なんか前はよく聞いたわw)
(既に甲〇園は、そうした感情の磁場だと思っている※)
って思いもしつつ、、、
まぁでも、海外ウケを考えれば、やっぱ悪の魔女を倒さなきゃ盛り上がらないのかとも、思ったり。
ある程度の層なら、わざわざ言われずとも、同じような事が他の人間にも起こる事を考えられるだろうし。
あえて「個人」に徹底して密着して描いて、そこから各々の想像力でもって広げてもらった方がいいかも知れないので…
確かにこの展開で良かったのかも知れないなあ、 なんてね…^^
 
テクノロジーが進歩して、全体へ全体へと視野が広がっていったとしても、
所詮我々は「個人」であったり…、感情や記憶や、それこそこんな世界では唾棄されるような所謂「女性原理」ですよね…、そこから完全に決別する事はできないし、
実際決別すべきでもないんじゃないかという事を、私は感じました★
想いがテクノロジーに勝利した物語であるとも言えると思いますわ★
つまりやはり… あんまり自分は個人攻撃って好きじゃないからねw 彼女の人間性の問題として描くような感じに抵抗があったんですけど…
想いが技術を、個が全体をも凌駕しうる世界ですよ? じゃあやっぱり、個人を徹底して描ききったのは正解だったんでしょう。
うーむ。。。 成程=3  いやよかったね=3
 
 
「最臭兵器」…
これは大分憶えてたwww 逆に今の時代、ますますこの当時の景色が貴重な財産に思える。
 
完全にコメディっすよね^^
でも今見ると、明らかに生物兵器(笑) 恐らく…現実にもこういうのって既に開発済みなんだろうなぁ・・・ だし、
あと実は全然ハッピーエンドでもないし、問題が何も解決してない事に気付いたw
ある意味こちらも、生き物の持つ個の力ないし想いが、全体やテクノロジーを凌駕した作品であるとも言える。多分。
 
あンの黒人プロフェッサーの、強キャラ感よ=3
現実の日本がああいう人の言いなりだろう事は、明らかである=3
てかあのパワーアーマーさ… 567初期の頃にそっくりなの着てたわ、アメリカさんなーーーwwww
なんだろう…超わかりやすくアメリカ!!な、あのデザイン。
いつの時代もアメリカってまさにあれだよねw細部に至るまで忠実度MAXw てか、なんでなんだ^^
 
 
「大砲の街」…
ワシはこれが一番好きっすね!! 映像がオシャレでかっこいいし、内容もこっそり重くて。
トラフィックデザイン多めのスチームパンクな街並みが、実にかっこいい。
鉛筆タッチで絵本っぽい(よくあれを動かせるな…)上に細部まで凝ってて。よろしおす()
生き物のように集まったビル群の、あの膨張感!! AKIRAの街は言うまでもなくかっこいいけど、あれのスチームパンク版っていうのがまた。
(大砲のビビッドな赤がね…これですよw)(バイクを思い出すよねw)
この街のスキマの下の下にほっそい路地があって、そんなスキマで人々が静か~に薄暗~く顔色悪~く()、でもマジメ必死に暮らしてんだなって=3
・・・この雰囲気!!
まさに今、 今こそ見て欲しい この雰囲気!! (´;ω;`)
 
「お父さんたちは、一体どこの国と戦争してるの?」 ←マジでこれwww
もうずーーーっとそれが気になってたからw
1984よろしく、実は架空の戦争の名の元、なんもない虚空にただ単に弾だけ飛ばしてんじゃないかと…。(;'∀')当然疑うわ!
庶民のなけなしの富が、やってるふりの戦争パフォーマンスに消えていくのか。
あの砲弾一個買う金があったら、どれだけの人々の日々の食料や薬がまかなえる事か。
うーむ。実に味わい深き作品である。。。
 
で、ラストのあれって一体何だったんだろうね? ベッドルームに走る青い閃光。
あそこは既にスタッフロールへの繋ぎだったのか、それとも物語上本当に何かがあったのか。
火薬庫から誤って爆発?それとも核攻撃? もし核だとしたら、架空の戦争で同盟国をやってる国から落とされたりしてナ() 用済みとか証拠隠滅とか、新たな偽旗とか()
…なんにせよ、あそこからのスタッフロールへの流れが、マジでかっこよかったわ(n*´ω`*n)
ワシのド★ストライクなテクノで・・・ あ、石野卓球さんなんですねw
なんじゃこれ。諸々含め、くっそかっけーなー。
ついついそのまま踊ってしまったwww
 
 
そんな感じで2回目視聴完、です。
映画を2回見るって基本しない自分が、偶然誤操作でこうなった笑。
でも結果的に、めちゃくちゃ観て良かったなーと思う。
…今更初回感想が出てきたら、なんか恥ずかしいけどなw
全然違う事書いてたらどうしよう^^;