MIYAGI VILLAGE

夏は雷、冬はからっ風、人は義理人情を重んじる・・・。

新京の都市計画Ⅱ

2006-11-15 21:15:19 | 政治・経済
今日も昨日の続き。

新京の街並みにおいては緑を大きく取り入れることに注意が払われていた。

建国当時は、不毛の大地に過ぎなかった満州の土地も、豊富な貯水池や植樹の成果もあって、今では中国でも最たる杜の都に成長しており、木が大きすぎて対向車線側の建物が見えないほど。

このような樹木を伴った都市計画は日本では戦前、明治神宮外苑で行われたものがその最たる例だとされている。早慶戦の際に、集合場所となっている銀杏並木もその一例。あの並木が外苑の入り口となっており、その先に運動施設が集中する形をとっている。あの銀杏並木を設計した折下吉延はその後、満州に渡り、日本の公園行政の祖となった。

このような背景を踏まえ、今日は神宮外苑へフィールドワークに向かった。

↓写真:現在の神宮外苑の様子



右下から伸びる銀杏並木、その先に環状道路を設定するなど、かなり機能的な道の計画となっており、何よりこの緑の量が特筆される。銀杏並木から見ると、その先には絵画館が見えるようになっており、美しい。


↓写真:今日の神宮外苑の様子





今日、実際に神宮外苑に行って思ったのは、やはり、フィールドワークをしなければ分からない、実感できないこともあるということだ。神宮外苑の緑は都会の真ん中に突如現れる癒しの空間であり、都市においてこのような空間があることは非常に重要である。満州国新京においては、東京において実施できなかった緑の都市を実現しようとしていたことは特筆できると思う。現在の長春ではその規模はいささか縮小されて入るものの、旧官庁街である人民大街を行けば、緑濃き都を実感できる。

このような感想を金曜の発表で活かしたい。






PS.なんか今日のフィールドワークは終わりも爽やかでした。結局のところ、あのホームランがすべてでしたねー。残念です。ゼミもあったのですが、まぁ、今日は彼らの思いを汲み取りに行ってきましたよ。これで、野球部も応援部も俺も神宮引退です。いやぁ、悲しい。でも、なんか爽やか。やりきった感があるかな。

最後の直井のあいさつはよかった。「4年間、授業中は演芸のことだけ考えてました。応援部だけでなく、学生のみんながいたからこそ、感動を共有できたと思います。この悔しさは下級生が必ず来年引き継いでくれると思います。」
あえて、学生注目!でなくて、素のままでしゃべってくれたから、なお響くものがあった。今日の応援部リーダーの学注は自身の体験を語るものが多くて、泣けるものが多かった。本当に最後なんだな、と思うと悲しい。指揮の小林さんがいなくなってしまうのも悲しい。彼女は最後までファイティングスピリットがすごかったです。「激」という言葉がこれだけ似合う女性はいません。あのタクト使いができる指揮はしばらく現れないと思います。

まだ、ラグビーがあるから、俺の応援戦記は続くんだけど、これで一つの区切りがつきましたね。

サンキュー、神宮仲間たち!

(来年の田村・松本・浅見の代も見守るけどね、保護者として笑。今の一年とも仲いいから、しばらくは神宮通わないといけないか・・・。来年からは控えめに観戦したいと思います。神宮仲間のM君も学ランはもう着ないって言ってたしね。寂しくなるなぁ。)

明治神宮野球大会決勝
亜細亜大学5-2早稲田大学

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