MIYAGI VILLAGE

夏は雷、冬はからっ風、人は義理人情を重んじる・・・。

タイ旅行記 3 (2007/2/20)

2008-03-23 22:01:16 | 旅・鉄道
この世界には光と闇の部分がある。
決して光を当てられない場所もある。

タイにおいてはカンチャナブリーがその代表かもしれない。

連合軍共同墓地にて。

ここでは、第二次世界大戦中、泰緬鉄道建設のために、何万人もの捕虜と現地の人々、そして日本人が従事し、
劣悪な環境とマラリアなどの病気によって多くの人が亡くなった。



とある戦士の墓。花が添えられている。



日本軍が建立した慰霊碑。



昭和19年と碑に記述があり、日本軍がここで起きた惨劇を葬り去ることなく、自らの手で慰霊してる事実がわかる。この碑を訪れる人々はほとんどなく、日本軍が悪魔のように扱われている他の展示を見ていると複雑な気持ちになる。
ここの工事を指導した多くの日本兵は、戦後BC級戦犯として大した捜査もないままに連合軍の手で処刑されている。BC級戦犯の存在は歴史の中に埋もれつつあり、歴史的再評価を行わなければならない時期に来ている。(証言者も多くが亡くなりつつあるため)


「戦場に架ける橋」として映画にもなったクウェー川鉄橋。


この橋は当初木造でつくられたが、連合軍の爆撃によって何度も破壊された。
連合軍の爆撃によって連合軍捕虜が多く犠牲になるという悲劇が生まれた。
丸くカーブしている鉄橋が爆撃による破壊後、2回目に作られたオリジナルの鉄橋である。


一日に通る列車は数本。そのほかに観光列車が走る。
動力源は人力??


日本からタイにわたった蒸気機関車C56。


博物館の展示。やはり悪者にされるのは東条英機なのか。
なぜか顔色がみんな悪い。


マッカーサーも顔色が悪い。


強制労働の展示。


カンチャナブリーからバスでバンコクへ戻り、フアランポーン駅を撮影。
優れた近代建築であり、見た目はヨーロッパの駅のようである。


フードコートの夕食。タイスキを食べる。酸っぱかったー。
ちなみに右下にあるのが、フードコートのプリペイドカードである。