ヴェネツィア観光といえばゴンドラに乗っての運河めぐりは外せません
というわけでゴンドラにのります
このおじさんはゴンドリエーレ オール一本でゴンドラを漕ぐ船頭さんです
ゴンドリエーレは黒い靴に黒いズボンそしてボーダー柄のシャツ姿が定番です
シャツは多少デザインや色が違ったりしていますがボーダー柄には変わりありません
ゴンドリエーレは以前は世襲制で男性のみの職業だったようですが 現在では試験に合格すればなれるそうです
その試験が結構難関のようで100人受けても合格者は2~3人だとか
語学(観光案内できるていど)は3か国語、歴史や観光に関する問題などが出されるようです
ちなみにゴンドリエーレの年収は1000万円~1500万円といわれ憧れの職業なのだそうです
彼らは仕事に誇りを持って働いているといいます
建物の下の方に貝がびっしりと付いています 運河は海とつながっているので貝も暮らしやすいのかな
ゴンドラの舳先は飾りがついています 一時期ゴンドラの豪華さを競った時期があったといいます
今は外側は黒塗りのものがほとんどです
左側に水辺に下りる階段が見えます 右側には太い杭があります これは舟をつなぐためのものと思われます
建物の間を縫うようにゴンドラは滑らかに静かに進みます
レストランかカフェの運河に面したオープンテラス 行きかうゴンドラを眺めながらの食事も楽しそう
階段上の道は観光客と思われる人々が歩いています
ゴンドラに乗って運河をめぐっていると 水の都というのを実感します
前方に橋が見えます 舟が通るのでアーチ型になっています
ハイシーズンにはゴンドラが渋滞することもあるそうですが この日は比較的すいていてラッキーでした
運河から海上に出てまた運河に戻るというコースでした
お店なのか個人の家なのかわからないけれど 白い花が印象的なテラス
窓の外にロープを張って洗濯物を干してあります 生活感を感じられる私の好きな場面です
最下層の窓には侵入を防ぐ目的と思われる鉄格子がはめられている建物が多い気がします
周りの景色が水面に映ってヴェネツィアらしい光景
今ヴェネツィアは押し寄せる観光客によって家賃や物価が高騰しているといいます
日常生活においても水上バスには行列ができていたり 路地を歩くにも人込みを縫って歩かなければならなかったりと
不便を強いられることが多く 島を離れる住民が後を絶たないといいます
超大型のクルーズ船が潟の中まで入り込んできてすぐ近くに停泊し 景観を損ねることもあるようです
入島料をとったらどうかという声まで出てきたそうです
ヴェネツィアの現状には厳しいものがあるようです
朽ち果てた木の壁
ホテルの裏側なのかシーツのようなものがたくさんほしてあります
古い建物をそのまま大切に使っていることがよくわかります
上の窓辺の小さなスペースに植物が植えられています こうした光景はよく見かけますが毎日の水やりが大変そう・・・
ボートが横付けされています 屋根を支える物がさすがイタリアと思わせる芸術的センス
こういう物がさり気なく使われていて 街の風景に自然に溶け込んでいます
レストランの横に停泊中のゴンドラの横を通っていきます
現在、ゴンドラはほとんどが観光用 一般の市民の方々はこういうボートを使って生活しているようです
ここで生活している人には当たり前の交通手段です
それにしても車でちょっと出かける なんていうわけにもいかないこういう生活は不便そう
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