田舎暮らし~南信州四季折々の記

南アルプスと中央アルプスをのぞむ田舎での四季折々のつれづれの記写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

イタリア旅日記 NO18 フィレンツェ 13 ウフィツィ美術館 

2018-01-30 07:39:10 | 旅行

 

 

         

            バッカス  カラヴァッジョ作

 本名 ミケランジェロ・メリージュ・(ダ・ カラヴァッジョ)

 1571年ミラノで生まれ 幼少時にはペストで荒廃したするミラノを離れ

 一家で近郊のカラヴァッジョ村(親の出身地といわれる)に移っています

 バロック絵画を代表する画家で写実的、現実的、劇的な光と影の使い方が特徴で

 レンブラント フェルメール ベラスケス ルーベンスなどの画家に

 影響を与えているといわれます

 ミラノの画家に弟子入りしたものの役人を負傷させる事件を起こしローマに逃亡します

 彼は素行が悪く 喧嘩や賭博、傷害事件や器物損壊等数々の問題を起こしています

 極め付きは35歳の時 球技場で賭けをめぐり争いとなり一人の男を刺し殺してしまいます

(ラケットを使う球技で勝敗にお金が掛けられていたといいます) 

 この事件で死刑宣告を受けます しばらくの間はローマやその近郊に潜伏していたようですが 

 ローマの司法権が及ばないナポリへと逃げます

 その後マルタ騎士団の統治するマルタに行き騎士となりますがまた事件を起こし投獄されます

 ここを脱獄してシチリア島に逃れますが騎士団の追手に追われナポリに戻ります

 その後ローマの有力者などの働きかけにより恩赦が出され

 恩赦を受けるためローマに向かう途中に熱病に罹り死去 38歳の生涯でした

                 

  この部分だけ見れば女性といわれてもおかしくない気がしますが男性の神様です

  言わずと知れたお酒の神様 正確にはワインの神様の様です

 

       

 ワイングラスひとつとってもそのガラスの質感などまるで写真のように写実的

       

     

       

  

    ウフィツィ美術館から見たヴァザーリの回廊

 メディチ家のコジモ一世がヴァザーリに依頼して造らせたもので

 政務の場所であるヴェッキオ宮殿やウフィツィと 

 居住していたアルノ川対岸のピッティ宮殿を結ぶ

 およそ1キロに及ぶ回廊です 町を歩く危険を(暗殺など恐れて)避けるため

 作らせたといわれます メディチ家の人たちは一歩も外に出ることなく

 行き来できるようになっていました

 右端のウフィツィ美術館を出るとすぐ川に沿って進みしばらく行ったところで

 アルノ川にかかるベッキオ橋を通り対岸へと通じています

 下(一階)の部分はアーケードになっていて自由に通れます

 橋の両側には貴金属などのお店が軒を連ねています

         

      

      ヴェッキオ橋 (ポンテ・ヴェッキオ=古い橋)フィレンツェ最古の橋  

第二次世界大の時 連合軍の進軍を防ぐためアルノ川にかかる橋は

ドイツ軍によって爆破されたけれどもこの橋だけは歴史的価値を尊重され爆破されずに残りました

この橋の歴史は古く 古代ローマの時代に川幅が最も狭いこの場所に橋がかけられたのが始まりで

洪水によって二度流され現在の橋は1345年に再建されました

再建された当時は市内の食肉業者が集められたといいます 

解体で生じた汚物などを川に流していたそうですが あまりに悪臭がひどくて

フェルディナンド1世のときに食肉業者を撤去して 金銀細工や宝飾の業者を集めたといわれます

      

      貴金属などを扱うお店が軒を連ねています

どのお店もきらびやか

お店によってそれぞれ個性があります

  

  ここは時計を扱うお店

    

    歴史を感じさせる古い建物

       

        橋の中ほどにある彫刻家チェッリーニの胸像

シニョーリア広場にあるペルセウスの像を作った人です

元は金細工師で 金細工師の父としてここに建てられたそうです

橋の中ほどにはお店が途切れて川が見渡せる場所があります

 

橋のまん中から見たヴァザーリの回廊

橋の真ん中から見た対岸方面

緩やかな流れのアルノ川

 

 

 

 

 

 

   

    

  

     

  

  

  

  

    

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

イタリア旅日記 NO18 フィレンツェ 12 ウフィツィ美術館 

2018-01-21 16:13:08 | 旅行

 

 

      

       ウルビーノのビーナス   ティツァーナ作

1538年ウルビーノ侯爵グイドバルド2世の依頼で製作された物で ローマ神話のビーナスを描いた作品といわれます

視線はまっすぐこちらを見ています 右手にはビーナスのシンボルともいえるバラの花束を持っています 

このビーナスのモデルには諸説あります ウルビーノ侯爵に近い人物だとか ヴェネチアの高級娼婦だとか・・・

足元に寝ている犬はスパニエル犬だそうです

この絵画は2008年3月~5月に日本の国立西洋美術館に貸し出されています その時の入場者数は238352人

 

  

  東方三博士の礼拝  レオナルド・ダ・ヴィンチ作

西洋美術では数多く絵画や彫刻にされている題材です

これはレオナルドの未完成の作品です 未完成であるが故に製作工程をうかがい知ることができるといわれています

フィレンツェ郊外の修道院から注文されたもので中央祭壇画として製作

けれども製作の途中でレオナルドがミラノに転居してしまい未完のままになってしまいました

なぜ未完のまま転居したのかは不明ですが一説には金銭トラブルがあったのではといわれています

ミラノに移ったレオナルドはやがてあの有名な(最後の晩餐)を手がけることになります

  

 右上の部分 戦いの一場面のように見えます 馬の躍動感がリアルでダイナミック

  

左上の部分 建物が描かれています

  

木の下で天を指差しているのはヨハネ キリストが救世主であることを示唆しているといいます

右端の若い人物はレオナルドの自画像だといわれています レオナルドはかなり美形で整った顔立だったようです

 

            

           キリストの洗礼 ダヴィンチとベロッキオの共作  高さ177㎝横151㎝の大きさ

ガリラヤのナザレから来たイエスに右側のヨハネがヨルダン川で洗礼をしているところ

足首から下は水に浸かっています 頭上にはハト(精霊)その上にはそれを遣わせた神の手が描かれています

右上に描かれている黒い鳥は異端の象徴とされています

聖書の一場面を描いたこの作品は レオナルド・ダ・ヴィンチ20歳の時、師匠ベロッキオとの共同作品

絵の一部に稚拙な描写があり(近景の木や岩等)二人以外にも製作にかかわった人がいるのではといわれています

レオナルド・ダ・ヴィンチは1452年トスカーナのヴィンチ村で私生児として生まれています(日本の室町時代) 

レオナルド・ダ・ヴィンチとはヴィンチ村のレオナルドということになります 生涯独身だったそうです

芸術のみならず数学・生物学・解剖学・天文学・物理学・等様々な分野でその才能を発揮しています

14歳でベロッキオの工房に弟子入りします 

当時一流の芸術家であったベロッキオの工房には多くの有望な若手が集まったといいます

当時の工房では弟子たちは掃除などの雑用から始まり やがて絵画の制作を手伝うようになり 

その後ようやく一人で描くことを許されたといいます

工房では絵画、彫刻だけでなく家具調度品や舞台装置、祝典儀式の装飾品、しかけ花火や噴水などを手掛け

多方面の技術習得を行っていたようです

 

           

        この作品でレオナルドが担当したのはこの天使だそうです

 

     

       受胎告知  レオナルド・ダ・ヴィンチ作

レオナルド初期の作品(デビュー作ともいわれる) 天使ガブリエルが聖母マリアに受胎を告げている場面です

    

天使は右手に白いユリの花を持っています 

白百合は宗教画にはしばしば描かれ聖母マリアの純潔の象徴といわれます 

宗教画に白百合が描かれる場合は男性の象徴となる雄しべは描かれないことが多いといわれますが

この絵には はっきりと雄しべが描かれています このことに関しては諸説あって謎です

背景にはトスカーナ地方に多い糸杉が描かれています

 

    

書見台ひとつとっても とても立体的で細かいところまで丁寧に描かれています 

   

足元の草花はユリやアイリスやデイジー等だそうです こんな風に描かれています 

この絵は2007年東京国立博物館に貸し出され展示されました

運搬には湿度温度を一定に保つ特注のケースに入れられ、フィレンツェから警察車両の警護の元ローマまで運ばれ

そこから空路日本に運ばれてきたそうです 

この貸し出しについては 海外に運搬するには繊細で貴重な作品だとして反対の声が上がり

約300人の議員や美術専門家らが署名したそうです 

しかし文化相が「作品を貸し出すことはイタリアにとって良いことだ」と述べるなどし、日本での展示が実現したそうです

    

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

イタリア旅日記 NO18 フィレンツェ 11 ウフィツィ美術館 

2018-01-17 08:22:46 | 旅行

  

ウフィツィ美術館の館内にはカフェがあります 

コーヒーはもちろん各種飲み物やスイーツ サンドイッチやピザ、パニーニなどの軽食もあります 

  

ここはカフェのオープンテラス席のすぐ右で 正面にドゥオモのクーポラが見えます 右側にはベッキオ宮殿が見えます

この日もとても暑かったのでパラソル付きのオープンテラスは混みあっていました 

一方こちらの屋根のない部分は暑いので人影無し でも抜けるような青空は気持ちいい    

            

 

一休みした後は再び名画の鑑賞 第26室 ラファエロの間から

             

             ひわの聖母  ラファエロ作

聖母を中心に右にキリスト、左に洗礼者ヨハネが描かれています

友達への結婚プレゼントとして製作されたものだそうです ヨハネが持っているヒワがキリストの受難を象徴しています

このヒワというのはゴシキヒワのことで主にヨーロッパや北アフリカに分布しているようです

キリストがゴルゴタの丘に向かう途中ヒワが舞い降りて額の茨の冠のとげを抜こうとします 

この時キリストの血を浴び 赤い斑点がついたといわれます  

           

   このヒワによってこれからキリストに待ち構える運命を暗示しているのだそうです       

            

            拡大してみると キリストはこんな表情をしています

             

          聖母が手にしている本には何が書かれているのでしょうか・・・ 

 

            

            

            コジモ1世の肖像画 ブロンズィーノ作 

ブロンズィーノは貧しい肉屋の息子として生まれ ポントルモの工房での弟子時代にメディチ家コジモに認められ

やがてメディチ家の宮廷画家となります ブロンズイーノというのは愛称で本名はアニョーロ・ディ・コジモ・ディ

マリアーノ・トーリというのだそうです 愛称の由来はかれの髪の毛の色がブロンズ色だったからとか

甲冑姿のこの肖像画はコジモ1世26歳の時のものということです 兜の上に手を置いています

 

 

            

            エレオノーラ・ディ・トレドと息子ジョバンニの肖像  ブロンズィーノ作

          コジモ1世の妻と息子が描かれています

エレオノーラはスペイン貴族でナポリ副王(当時のナポリはスペイン領だったそう)の娘として生まれ

17歳の時に20歳のコジモの元に嫁ぎ14年間になんと11人の子供を産んでいます

11人のうち3人は1歳未満に亡くなり4人が十代で亡くなっています

コジモ1世は結婚前の18歳の時すでに女の子(ビア)の父親になっていて 嫡子私生児合わせて15人の子供がいたそうです

ビアの母親は不詳とされています コジモ一世はこの子を大変かわいがりいつも連れ歩いていたといいます

エレオノーラもこの子を分け隔てなくかわいがっていたといいますが 高熱を出し5歳で亡くなっています

エレオノーは40代前半、マラリアに罹りピサで亡くなったと言います

 

 

            

            長い首の聖母   パルミジャニーノ作

一見奇妙な感じがします それもそのはず16世紀~17世紀にかけてヨーロッパの宮廷を中心に栄えた美術様式 

マニエリスムの典型的な作品だからです 

細かく見れば聖母の首は不自然に長く キリストの体も異様に長く幼子とは思えないほどの大きさ  

右下隅にいる人はとても小さくて現実離れしています

 

 

 

  

 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

イタリア旅日記 NO18 フィレンツェ 10 ウフィツィ美術館 

2018-01-13 19:19:26 | 旅行

 フィレンツェの栄華はメディチ家あってこそのもの

 医薬業からやがて金融業で莫大な財を成し政治の世界にも台頭した名門一族

 ちなみに英語の薬を意味するメディシンの語源はメディチだそうです

            

           これはそのメディチ家のコジモ一世の彫像 初代トスカーナ大公

            

 

             

          ウフィツィ美術館の廊下 天井が高く幅も広い

 

           

          廊下の両サイドには肖像画や古代ローマの彫像が展示されている

 

           

           

 

    

    グロテスク模様の天井画

    

   中心を拡大すると物語性を感じるとこんな絵が ・・・

 

 

  45部屋ある展示室の25部屋目ミケランジェロの間

   

        トンド・ドーニ (聖家族)   ミケランジェロ作

彫刻で有名なミケランジェロですが絵画も残しています 

システィーナ礼拝堂(最後の審判)などのように壁に描かれた動かせない絵画が多い中で

この作品は板に描かれたパネル画です 彼の描いたパネル画で現存するのは三枚ありますが

完成しているのはこの一枚だけだそうです

トンドはイタリア語で丸い、円形のという意味だそうです 

ドーニというのはこの絵を依頼したのがドーニ家だったからといいます

アニョロ・ドーニとマッダレーナ・ストロッツイの結婚を記念して(子供の誕生を祝ってとの説も)とのことです

幼いイエスと聖母マリア、聖ヨセフが前面に大きく描かれています

画面の真ん中にはグレーのラインがあります ラインの向こう側は洗礼を受けてない人々(キリスト教徒以外)

向こう側と聖家族との間に洗礼者ヨハネと思われる人物が描かれています

 

    右端のこの人物が洗礼者ヨハネといわれています

このトンド・ドーニでもう一つの見どころはこの額装です ミケランジェロがこの作品を描いた当時のままの額装

ということです 凝った彫刻が施されとても重厚感があります

特に私の目を引いたのはこの中に彫り込まれている5人の顔です

正面からはわかりずらいのですが斜めから見ると立体的に浮き出しています

      

      拡大するとこんな感じです

 最上部にキリスト、その下左右に預言者、下の左右には巫女 が表現されているといわれます

 この額縁には何らかの形でミケランジェロが影響を与えたのではないかといわれています

 またこの額縁には両家の紋章が彫り込まれているということです 

   

 同じ第25室に大きな大理石の彫像があります  

       

        眠れるアリアドネ 

 古代ローマ時代に 紀元前3世紀のヘレニズム時代の作品をコピーしたものです

重さは2トンもあるそうです

ギリシャ神話の中の女性で クレタ島のミノス王と太陽の娘パーシパエーとの長女アリアドネ

テセウスに恋をし 迷宮からの脱出を手助けするけれど眠っている間に置き去りにされてしまう

そのアリアドネが眠っている姿 まとっている布のヒダの質感などとても石とは思えないほど

 

  

 

   

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

イタリア旅日記 NO18 フィレンツェ 9 ウフィツィ美術館 

2018-01-04 20:58:11 | 旅行

ウフィツィ美術館には美術の教科書や歴史の教科書などどこかでだれもが一度は目にしたことのある

有名な作品が数多く展示されています

まずは超有名なボッティチェリの二つの作品

      ヴィーナスの誕生  ボッティチェリ作

ボッティチェリは皮なめし職人の子としてフィレンツェに生まれ

15歳であの女性スキャンダルで名をはせたフィリッポ・リッピの工房に弟子入りしたといいます

生涯独身を通し65歳で亡くなったそうです

彼の本名はアレッサンドロ・ディ・マリアーノ・フィリペーピといいます

ボッティチェリとは彼の兄が太って大きな人だったようでその弟ということで付いた「小さな樽」という意味の

あだ名だそうです

この作品は縦172・5㎝ 横278・5㎝の大作   ギリシャ神話が元になっている作品

成人女性の姿で海の泡から生まれたヴィーナスが帆立貝の貝殻の上に乗り風に運ばれてギリシャの理想郷

ヘスぺリデスの果樹園へたどり着く場面が描かれているといわれます

(エーゲ海に生まれキプロスに着いたとの説もある)

左上から風を吹きかけているのは西風の神ゼフュロスと祝福のバラの花を撒くその妻フローラ

ピンク色のバラの花が宙を舞っています このバラはロサ・ガリカという原種のバラの一種のようです

ヨーロッパ中南部原産で香りのよいバラの様です

彼は草花をとても写実的に描いているのでどんな種類の草花かすぐわかるようです

 

          

          

 

右側の岸辺では季節の神ホーラーが赤いローブを差し出してヴィーナスを出迎えています

このローブにはヒナギクやサクラソウの刺繍が、ホーラーが纏っている服にはヤグルマギクの刺繍が

施されているといわれます いずれも誕生をイメージする春の花ばかり 

          

近寄ってみれば白い花を咲かせているヒナギクや サクラソウ、ヤグルマギクの模様が丁寧に描かれています

 腰に巻いているのはバラ これもピンク色の花が咲いていてロサ・ガリカのようにも見えます

         

 

もう一つの作品

          春(プリマヴェーラ)   ボッティチェリ作

これも大作で縦203㎝ 横314㎝

この絵についてはいろいろな解釈があり今も定まってはいません

中央赤いガウンを持っているのはヴィーナス

右から西風の神ゼフュロス 西風はヨーロッパでは春を告げる風といわれるようです

ゼフュロスが捕まえようとしているのはニンフのクロリス 二人はやがて結婚します

(ヴィーナスの誕生)には二人そろって画面左に登場しています

そしてクロリスの横にいる花模様の服の女性はクロリスの化身である花の女神フローラ

(クロリスが変身して花の女神フローラとなるのでこの二人は同一人物)

クロリスの口からは花があふれ出しています (まさにフローラになろうとしている瞬間)

この花はヒメツルニチソウだといいます 結婚を表しているそうです

ヴィーナスの左には三美神がいます ヴィーナスの従者でギリシャ神話では喜び・花の盛り・輝きですが

ローマ神話だと 愛(愛欲)・慎み(純潔)・美となります

この絵ではローマ神話の方の表現が当てはまるようです

愛欲と純潔の相反する神がいさかいをしています それを真ん中にいる美の神が間に入ってとりなしています

上にいるのはキューピット 純潔の神に向かって矢をつがえています 

キューピットは目隠しをしています 愛は盲目を表しているといいます

この辺りが人間の精神性を表現しているともいわれる所以かもしれません

左端にいるのは神々の使いヘルメス(マーキュリー) 杖を振り上げ冬の雲を払っています

頭上にはたわわに実ったオレンジの木が 足元にはたくさんの種類の草花が描かれています 

研究者が調べたところここに描かれているほとんどの草花が今もトスカーナ地方に自生しているということです

 

      

      一休みして廊下から外を眺めます ベッキオ宮殿方向を見ています

こちらはアルノ川越しに対岸を眺めています

こういう窓になっています まどの内側から窓越しに対岸を撮ります

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする