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田舎暮らし~南信州四季折々の記

南アルプスと中央アルプスをのぞむ田舎での四季折々のつれづれの記写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

イタリア旅日記 NO5 ヴァチカンの芸術つづき

2017-06-29 19:53:56 | 日記

   

   ヴァチカン美術館は床から天井まですべてが見どころです

   

   これは円形の間の床の 古代モザイク画です

 

   

   地図の間のギャラリーには1580年代に描かれたイタリア各地及び教皇領の地図が40点

   あります  このギャラリーは幅6メートル長さは120メートルもあり、その天井は

   金を基調とした絵画で埋めくされ豪華絢爛という言葉がぴったりです 

   

  このギャラリーのつき当たりにはバチカンの紋章とレリーフがあります

  天井の絵一枚づつ見てもみごとな描写力で素晴らしいものです

 

   ヴァチカン美術館での一番の見どころはやはりシスティーナ礼拝堂のミケランジェロ作

  (最後の審判)のフレスコ画だと思います

   フレスコ画というのは壁に漆喰を塗り 生渇きのうちに顔料で描くため

   やり直しがきかず高度な技術が必要だそうです

   ルネサンスの芸術家ミケランジェロが5年の歳月をかけた大作で

   400名以上の人物が描かれています

   美術の教科書などで見かけたことがあるかもしれません・・・

   キリストが裁きを下し天国に行く善者と地獄に行く悪者を分けている場面です

   大きさは約14メートル×約13メートル 個人の絵画作品として史上最大です

   ただ残念なことに館内は撮影禁止となっていて画像がありません 

   会話も禁止されています なのでここだけはガイドの説明も事前にほかの場所で聞きます

   でもついその素晴らしさを口にしたくなり小声で話してしまいます

   世界中から来た大勢の観光客が次から次へと出入りしているので 

   その小声が集まっていつしかだんだん大きくなります すると館内放送で注意されます

   しばらくは静かになるのですが いつの間にかまたざわつきはじめ注意されます

   天井にはやはりミケランジェロによる(創世記)を題材とした場面が描かれています

   南壁面はモーゼの生涯の物語 北壁面にはキリストの生涯の物語が描かれています

   現在ここはローマ教皇を選出するコンクラーベの会場として使用されているとのこと

   徳島県鳴門市の大塚国際美術館というところにこの最後の審判のレプリカがあるそうです

   

     

   

 

 


イタリア旅日記 NO4ヴァチカンの芸術の数々

2017-06-27 20:03:52 | 日記

   ヴァチカンに入るのには肌を露出しない服装でないと入れません

   ほかの教会なども同じです

   ノースリーブ、短パン、ミニスカートなどはNGです 

   場所によっては上に羽織るものを売っているところもあります

    ヴァチカン美術館博物館 公式の名前は(教皇の記念物、博物館ギャラリー)

   規模は世界最大級とされ美術館や建造物の複合体といったもので

   多くの建物、部屋、中庭が複雑に配置されています

   古代(ギリシャ、ローマ)彫刻 エジプト、エトルリア(イタリア中部にあった

   都市国家)美術 ヴァチカン図書館、システィーナ礼拝堂等

   大小24の美術館の総称です

   ゆっくり見れば2~3日ではとても見切れないほど

   

     

   これは中庭に置かれているブロンズの松ぼっくりです 

   何気なく置かれていますが なんと1~2世紀に作られたローマ時代の噴水です 

   鱗片の穴から水が出るようになっていたようです

   1~2世紀といえば日本ではまだ弥生時代のことです 

  すぐ下の台座は3世紀の浴場の柱頭だったもので競技者の姿が彫られています 

 

     

   ラオコーン像 古代ギリシャの大理石の彫像

   1506年ローマ皇帝ネロの宮殿跡のぶどう畑から出土

   それをローマ教皇ユリウス2世が入手したとのこと

   トロイア戦争で女神アテナの怒りを買いラオコーンと二人の息子が

   アテナの放ったヘビに絞殺される場面です

   この像はミケランジェロに大きな影響を与えたといわれています

   写真だとわかりにくいのですが ラオコーンの切羽詰まった苦悩に満ちた表情が

   リアルに表現されています

 

   

   ベルべデーレのトルソ

   紀元前1世紀(ローマ時代)の大理石彫刻 1500年代ユリウス2世の時代に

   ローマで発見された ヘラクレスをかたどったもとのいわれています

   頭と四肢が欠けた状態で発見されました

   かなり大きな物で この部分が残っているだけですが筋肉の様子など迫力に圧倒されます

   ユリウス2世が欠けた部分を修復するようミケランジェロに依頼したけれども

   (このままが美しい)と言って依頼を断ったそうです

   

   動物の間

 

   

   

   キアラモンティ博物館  古代彫刻コレクション

   古代ローマや古代ギリシャの彫刻が1000体もあるそうです

  

   石棺の間もあります 大理石の石棺

     

   これは希少な赤大理石で作られた石棺 コンスタンティヌス帝の母ヘレナの物

   ライオンの像が下で支えています

   石棺の周りには高貴な人の物らしい精巧な彫り物が施されています

   向かい側にはコンスタンティヌス帝の娘の 赤大理石の石棺があり

   そちらはオオカミが下で支えています

   

   彫像に葉っぱがついていますがこれはぶどうの葉ともイチジクの葉ともいわれ

   後からつけられたものとのこと

   こういう風に葉っぱが付けられたものがいくつもありました

   

   

   

  

   

   

   

  

   

      

   

 

    

      

   

      


イタリア旅日記 NO3 ヴァチカンへ

2017-06-25 16:09:47 | 日記

       世界最小国ヴァチカンへ

      ローマ市内を車窓から見れば

     

 

 

   あちこちにこんな落書きが・・・ ローマ以外の町でも同じようでした

   

   古い歴史を感じられる建物

   

   

   

   道路が普通に駐車場となっています もちろん違反ではありません

   

   ゴミ置き場  ボトル、紙などと別れています

   

   きれいな花で飾られた家

   

   

   この塀に沿って行くと入口に着きます

   

   入場券を持っていない人が長蛇の行列を作っていました

   予約済であってもかなり長い列に並びました

   行列のわきには露店のお土産屋さんがあります

   

   

   カモメがたくさん飛んでいました  ハトもいたるところで見かけました

   

   美術館の入り口の上にあるラファエロとミケランジェロの彫刻

   

   この下に入口があります

  

   

   

 

   

   

   

 

 

   

   

    

   

        

 

  


イタリア旅日記 NO2 成田からローマへ

2017-06-24 07:43:50 | 日記

 

   成田からアリタリア航空の直行便でローマに向かいました

   成田までは車で行き昼頃成田出発 夕刻(現地時間)ローマ着

   機内の表示では飛行距離10297kmとありました

   飛行時間はおよそ12時間、直行便だから早いけど・・・

   日本を出てハバロフスクの南ウラジオストクの北あたりを通り

   ロシアの上空を飛んでヨーロッパに入ります

   飛行が安定してシートベルト着用の表示が消えるとしばらくして

   飲み物と小さな袋入りのスナック菓子が配られます

   このころの機内表示では速度931/h 外気温ー55度

       機内食は和食とイタリアンのどちらか選べます

      和食

   和食は黒ゴマのかかったごはん、大根としいたけが添えられた豚の角煮

   レンコンの酢の物、オクラヒジキニンジンの和え物、大根の梅酢漬け、野菜サラダ

   (レタス、ニンジン、紫キャベツ、プチトマト)オレンジゼリー、小さなパン

      イタリアン

   イタリアンは小さいパン2個、バター、グラタンみたいなもの

   ハムと温野菜(ニンジン、インゲン)、ビスケット

   果物(リンゴ、グレープフルーツ、キウイ、メロン)、チェダーチーズ

   食事時の飲み物で、ワインは赤、白選べます

   到着1時間位前には軽食と飲み物が出ます

    軽食

   これはイタリアンですが和食はおにぎりがあります

   動いてないのに食べられるのは不思議です

      ローマ フィウミチーノ空港(別名レオナルド・ダビンチ空港)着

   天候が安定していたので飛行も安定 ほぼ定刻通り着

   

   空港前のバスターミナル

 

   

   ホテルに向かう車窓から この木は松の木だけど日本のそれとは違い

   下の枝が自然に取れて傘のような形になる種類だとか

   

   青い空がきれい

   

 

   

     


イタリア旅日記 NO1

2017-06-16 20:32:08 | 日記

        イタリアに行ってきました

   きのう帰ってきたばかりで写真の整理が間に合わないので今回は写真なしです 

   次回からは私の興味で撮ったものを載せていく予定です

   ローマからミラノまで北に向かって行きました

   どこも気温が高くて日中30度~35度で暑かったけれど

   天気が良くて青空がきれいで緑がきれいで

   ベストシーズンと言われる6月にしてよかったと思いました

   出かける前にはロンドンのテロなどがあって

   治安の心配がないわけではなかったけれど無事かえって来られました

   ヨーロッパはどこも同じだと思いますがセキュリティー対策がしっかりとられていて

   観光地には自動小銃を持った軍人が複数いて警戒しています

   地下鉄の入り口等街中でも見かけました

   入場観光の際には持ち物は持ち込めず預けたり

   持ち込めてもセキュリティーチェックを受けなければなりません

   荷物にはX線、人間には金属探知機と 日本では考えられないほどの厳重検査です

   イタリアは世界遺産の数が世界一多い国なので

   世界中から多くの観光客が訪れていて人気の観光地は大変混雑しています

   紀元前からの遺跡を見ていると日本の江戸時代や鎌倉時代など

   さほど古く感じなくなってしまいます

   そんなイタリアの旅日記を次回から写真付きで綴ります