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田舎暮らし~南信州四季折々の記

南アルプスと中央アルプスをのぞむ田舎での四季折々のつれづれの記写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

エジプト旅日記37 ナイル川からの光景6

2019-12-24 15:33:41 | 旅行

 

 船は順調にナイル川をさかのぼって南に向かっている

         

 古びた木造船だけれどまだまだ現役


         

 ナイル川は大小さまざまな船が行きかう  


         

 セーラー服を着た人が仕事中? その上の階にいる人は座り込んで昼休み?

  


         

 船が進むにつれて回りの景色もどんどん変わっていく

 町を通り過ぎるとまたヤシの木が茂り緑あふれるのどかな田舎になる

 遠くに岩山が見える


         

 バナナの畑  ナツメヤシ、バナナ、サトウキビなど 周りは不毛の砂漠や岩山でもナイルの沿岸は豊かな実りある土地だ


         

 ゆったりとした穏やかな流れの大河


         

 サンデッキでは皆様々な過ごし方をしている

 この二人は読書をして過ごしている


         

 細かい字の分厚い本を読んでいる

 時間はたっぷりあるので読み応えのある本を読むには最適だ

 欧米の人たちは こうしたゆったりした旅の過ごし方が上手だとよく言われる

 忙しく名所旧跡を巡る旅と違って こうしてゆっくり時間が流れる旅はそれぞれの個性が出て面白い

 エジプト南部とは言えプールに入るには寒くて プールで遊んでいる人は誰もいない

 


         

 何かに夢中になっているこの若者のグループは 時々大声で笑い転げていた

 こんな過ごし方も有かな 上半身裸の人がいるけれど 私は半袖では寒くて長袖でちょうどよかった

  

 


         

 エジプトを衛星写真で見ると 砂漠の中に緑の帯が続いていて海にそそぐデルタのところが扇型に開いていて

 緑のバラの様だと言われるそうだ この緑の帯こそナイルの水の恩恵を受けている沿岸の緑地なのだ

 ギリシャの歴史家ヘロドトスの言葉に(エジプトはナイルの賜物)というのがあるけれどまさにその通りだと思う


         

 水辺には鳥がいる 川には魚がいるし 緑地では家畜が放牧されている

 川岸の畑では野菜も作れる

 充分自給自足できそうな気がする 


         

 ナイル川沿岸の土地はエジプト国土の僅か4%しかないそうだ

 昔はナイル川の氾濫によって肥沃な土が上流からもたらされたけれども

 今はダムによってコントロールされているので 洪水の心配はなくなった代わりに

 肥沃な土が運ばれてくることが無くなってしまったという その為多量の化学肥料が必要になったと言われる

 6000年の昔から自然の摂理によって築かれてきたものが曲がり角に来ているようだ

 


         

 葦の様な物を刈ってロバに積んでいる・・・

 自然に生えている葦なのか育てているものなのか・・・ 

 これを持ち帰ってどんな風に使うのか・・・ いろいろ想像しながら眺めているのは楽しい


         

 町や緑地や 時には岩山が岸まで迫っている不毛の土地にも出会う

 沿岸のその変化が面白い


         

 一見崩れてきそうに見えるけれど ほとんど雨が降らないから崩れることがないのかもしれない 

 でも春先の強い風によって削り取られて砂嵐になるんだろうな 

 日本の春に黄砂が来るように この岩も削られて遠くまで飛んで行くんだろうな

 草木一本生えていない岩山が続く

 

 

 


         

 岩山のふもとに小さな集落がある ここはあまり人の気配を感じない 岸辺にも誰もいない

 集落の周りに緑が少ない ヤシの木はあるけれど畑や家畜は見えない

 まるでゴーストタウンの様な静まり返った活気のない集落のようだ


         

 車が走っているから川に沿って道があるのかもしれない

 緑豊かな草地で家畜がのんびり草を食んでいた光景と 一変したこの乾いた山の光景

 あれもこれもどちらもナイル沿岸の光景だ


         

 このおじさんは船の乗員さん 民族衣装を着ている

 接客の人たちはスーツ姿だけれど 裏方さんの服装はいろいろだ


         

 足元を見ればなんと裸足 それゆえか踵がちょっと汚れている

 暖かい国ならではのことだ 多分どこかに靴を置いてあって歩くときは履くと思う


         


エジプト旅日記36 ナイル川からの光景5

2019-12-08 20:32:29 | 旅行

 

 

 

 

                      

 壁がなめらかで色が付いていておまけに模様がついているおしゃれな家 二階の窓にも扉が付いている

 壁の色に合わせて中のカーテンも紫色 女性の被り物も紫

                          

               

                             

 こちらはよくある日干し煉瓦の家 扉のない穴開きの状態 この辺りではこれが主流

 


 

                      

 時々壁に色の付いた家を見かける こうした家は扉が付いていて用心も良い

 周りより裕福な感じに見える こうした家の子供たちが学校に通えるのだと思う


                      


                     

 少年が荷物を引っ張り走っていく ここでも子供が一人前の働き手となっている

 当然この子たちは学校に行かずこうして働いているのだ

 

                    

 右端の女性たちは子供を見守りながら井戸端会議でもしているのかもしれない

 路地の奥に向かって歩いていく黒服の女性は何か束ねた物を担いでいる

 こうした場面に出会う度に人力がまだまだ活躍している場所なんだと思う

 それに比べて私は体を使わなすぎると思う ちょっとした外出でも車に乗ってしまい歩かないし

 ましてや物を持って歩くなんてお店から駐車場くらいまでがせいぜい

 


                   

 親子の様な女性の二人ずれ 後ろの建物の壁が面白い アーチ状になっていて右端には上に模様が施されている

 元は全体に右端の様な模様があったと思われる 出来た当時は美しい装飾の施された建物だったと思う


                  

 小学生から高校生くらいまでの年齢差のある子供たちが大勢集まって遊んでいる


                 

 ボールを蹴ってサッカー遊びをしている子もいる

 みんなで同じ遊びをしている様ではなさそうだ みんなのいる場所で各自思い思いに過ごしているようだ


                  

 ここはこのあたりの子供達のたまり場のような所なのかもしれない

 ここに来れば誰かが遊んでいる そんな場所なのだと思う


                   

 小さな舟に網を積んで漁に出かける親子と思われる二人

 ナイル川で有名なのがナイルパーチという白身の魚 日本のアカメという魚に似ているそうだ

 大きなものは2メートルもあり 体重は200キロにもなるという

 この魚は日本にも輸入されているという もちろん食用として

 コンビニやレストランなどで白身魚として広く利用されているというから 私も知らずに口にしているかもしれない

 学校給食などにも利用されているという お店でスズキとして売られていることもあるらしい

 切り身になって店頭に並んでいれば素人には見分けがつかないと思う

 そういえば白身魚フライとして売られているものを買ったりしたことがあるけれど 

 魚の名前は表示してなかったような・・・もしかしたらナイルパーチだったかもしれない

 


                   

 この二人も漁に出かけるのか船に網を積んでいる


                    

 ドームのある建物はモスクのように見える  ほかの建物とは趣が違っている



                    

 煙が出ている 何かを燃やしているのか 煮炊きをしているのか


       

ほぼ同じ場所を撮っている ↑ ↓ 時間だけがずれている

                  


                 

 少年が歩いているその上で二匹の犬が二人を見ている この犬と少年たちは仲良しなのかもしれない 

 でも野犬が人を襲うこともあるかもしれないと思うと野放しの犬は怖い

 


                 

 昼日中この人たちはここに来て何をしているのかと思う

 仕事ではなさそうに見えるし・・・ 川を眺めて話をしたりくつろいでいるように見える

 忙しくなりすぎた私たちにもこんな時間は必要かもしれない