私の秘蔵写真

私はもう見る事が出来ない景色の写真何枚か持っている、一枚は昭和三十五年に友人と野宿しながら四国一周したとき松山の子規堂に行き、建物の紙障子の前に有る縁側に友人と座り撮った写真、障子には色紙一杯貼られている、木造の建物だった、次に昭和四十六年に行った時はコンクリート製の建物に変わっていた、当時を知る貴重な写真と思う、次の写真は広島に原爆ドーム見に行った時撮った写真、回り草生えて錆びた鉄の鎖で囲まれていた原爆ドームの写真、これも貴重だと思う、今は整備されて公園化されているが荒れ放題のドーム想像も付かないと思う資料である、もう一枚は雲仙岳の噴火十か月後の写真、見に行ったのは噴火する二か月前に友人達を連れて九州に行った時普賢岳の下を車で通ったから約一年後に宮崎の友人見舞いに行く途中何枚か写真撮った、もう一つ有れば貴重だが義理の母に捨てられた昭和五十三年の夏奥の細道を彼女と一緒に芭蕉庵から大垣まで旅行した、彼女国語の教師、私国文科、文学散歩のつもりが私が運転で疲れた。日本国中神社仏閣など史跡を殆ど見て歩いていまなす、お蔭て現在脊柱管狭窄症重く歩けません、来月手術の予定です。