県政史上初めて、日本共産党が推す県知事候補者が勝利しました。
S48年に、当時の「革新統一」(社・共共闘)で擁立した山大教授が健闘した選挙から35年目でした。
福祉、医療、子育て・教育、農業充実など掲げた、吉村候補の勝利は、国民が政治に何を望んでいるのか、そしてそれを踏みにじっている自公の政治にどれほどの怒りを覚えているのかを如実に示しました。
国政でも県政でも、自公政治の衰退と、国民が主人公の政治を求める世論の発展は、一過性ではない、歴史的な流れであり、しかも急流となりつつあります。
それは、口幅ったいようですが、日本共産党や労働団体・市民団体などが営々と重ねてきた県民の暮らしと権利を守る運動が遂に到達した新たな頂と言いたいと思います。
多くの県民が、話し合い学び合う中で、自分たちの暮らしを見つめ直すことと政治を良くすることとを一つのこととして考えることができる、政治の主人公として成長してきたこと、民主主義が長い年月をかけて成熟してきたことの劇的な表れです。
もちろん、県政での与党勢力が吉村候補を担ぎ出したこと、共産党は「外から」支援するという形をとったことなど、様々な矛盾をはらんだ選挙でしたし、今後の県政の行方も安易に楽観できるものではありません。
しかし、知事の座に吉村さんという人が座ったことで、県民の声を一歩いっぽ実現していく展望は大きく開けました。
今後、県民要求に基づく運動を一層発展させていくために大いに頑張りたいと思います。
シャアー!