大門実紀史参議院議員が応援のために来鶴しました。
大門議員は、金融・経済問題に明るい方で、あの竹中平蔵前大臣をして「大門君との議論が一番手応えがある」と言わしめた論客です。議員になる前は建設労働組合の専従をしており、労働者の仕事・生活を知り尽くした人(そこが、机上の理屈で労働者・国民を切り捨てる竹中経済学を震え上がらせる所以でしょう)です。
議員は、午後1時に庄内空港に到着すると直ちに事務所で候補者カーと合流し、午後7時までの間に市内7カ所で街頭演説をおこないました。
私は、千石生協前の街頭演説会に参加しましたが、大門議員のお話は以下のようなものでした(小見出し・カッコ内は、関)。
民主党では政治は変わらない
与野党逆転の可能性が高まっている。逆転すれば、衆院でごり押ししても参院で阻止できるようになるが、問題はどの野党が伸びるかだ。
民主党は4年前に当時の財界が民主党と自由党を仲介してできた政党だ。今、民主党の中に、「与野党が逆転したら民主党を出て自公政権に加わり、大臣のイスの一つでももらおう」と検討しているグループが出来ている。
自民・民主の「年金一元化」とは
自民党も民主党も「年金の一元化」を主張しているが、厚生年金と国民年金を一つにすれば、厚生年金の支給額は引き下げられ、国民年金の保険料は引き上げられる。
目的は、厚生年金の企業負担を無くすること、財源に消費税を充てることだ。
共産党は、消費税を上げないで年金を良くする」提案をしている。年金は、ため込みが200兆円近くある。投資に流用しないで給付に活用すればいい。それで、最低年金制度の確立と、受給資格を25年支払いから、10年に短縮できる。
増税・改憲阻止に共産党を
消費税増税は、早ければ来年の国会に提案される可能性がある。財界の要請であり、法人税のさらなる減税も計画されている。こんなことは絶対に許されない。消費税増税に反対の人は共産党に入れて欲しい。
憲法改悪も重大な争点。最初に憲法を変える」と言ったのは、現民主党党首でかつての自民党の小沢一郎氏だ。民主党は憲法問題にだんまりを決め込んでいる。「憲法九条を守れ」は、国民多数の声。民主では憲法を守れない。
公明党について。共産党が「年金の一億人レター作戦(すべての受給者・加入者に納付状況の通知を送る)」を提案した時に公明党は「無理」と言った。共産党の追及で政府が「やる」と言ったら、今度は「自分たちがやった」と宣伝している。こういう政党だ。雨が晴れても「自分たちがやった」と言いかねない。
自公の政治があまりに酷いので、「民主党へ」と考えている人もいるかも知れない。しかし、小さくても政治を動かしてきたのは共産党だ。
障害者自立支援法でも問題を指摘して補正予算をつけさせた。
偽装請負問題も共産党が取り上げ、厚労省も厳しくチェックするようになった。
サラ金のグレーゾーンの高金利も正してやめさせることになった。
年金問題も共産党の提案が政治を動かしている。
一体民主党は(自公の悪政に対して)何をやったのか?ー何もしなかった(それどころか、教育基本法改悪、改憲手続き法成立などを手助けしました)。共産党はまだまだ小さいけれども政治を動かしている。
共産党が大きくなれば、もっと沢山の仕事ができるし、して見せる。
どうか今度の選挙では、共産党に力を貸して下さい。
大門議員は、大変な論客であるとともに、大学時代は「落研」所属ということで、共産党の議員には珍しく(などと私が言っていいのか?)大変「オモロイ」お話しをする方です。
集まった市民の方々には、「やっぱり共産党だ」と大いに士気高揚して頂いたと思います。
また、私自身、「自分の言葉でしゃべる」ことの大切さを改めて感じさせられました。勉強していきたいと思います。
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