関とおるの鶴岡・山形県政通信

安心して住み続けられる山形県をめざして、住民の暮らし、県政の動き、そして私の考えと活動をお知らせします。

渡辺治先生の講演~九条の会学習会~

2012年10月07日 | 平和と民主主義・外交

 昨日の九条の会学習会での渡辺治先生(一橋大学名誉教授)の講演会は、凄い内容でした。
(以下、「 」内の用語も含めて、私の勝手な表現です)



 90年代の日本の新自由主義改革の強行、09年民主党政権の成立・変節・崩壊に至る過程、現在の3党談合・大連立政治の分析、それを乗り越える方向、etc.・・。
 こうした政治の流れが、「戦争と構造改革を求めるアメリカ・日本財界Vs日本国憲法を活かす社会を求める国民」のせめぎ合いとして展開されてきたものであることが大きく浮き彫りになり、その中で九条の会が果たしてきた役割が胸に落ちる、スケールの大きなお話でした。

 また、挙げられる具体的事実の一つ一つが、興味深い。
 「TPPは(資本が国境を越えて利益追求を図るもので)、ISD条項によって、『脱原発を選択したドイツ政府がスウェーデンの原発製造メーカーに訴えられる』、『アフリカの各国政府が自国民のためにエイズ治療薬を製造することを、巨大製薬会社に訴えられ敗訴する』こういうことがもたらされる」
 「原発は一基製造するだけで5千億円。これを核廃棄物の処分も含めて運転する巨大事業である原発輸出は、中国が2020年まで80基建設予定、インドは70基などなど、266兆円の内部留保をためこんだ大企業のこれからの最大の投資先。そのために、『日本の原発は安全だ』と言って再稼働させることが不可欠となっている」
 こうした腑に落ちるお話の連続で、1時間40分程の時間がアッと言うまでした。





 先生が書き下ろしたという本を一冊買い求めてサインを頂きました。
 市会議員の名刺を差し出したら、「頑張って下さいね」と何度も言われ、固い握手も頂きました。有り難いことです。
 まず本を読んで勉強しなければ。

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