関とおるの鶴岡・山形県政通信

安心して住み続けられる山形県をめざして、住民の暮らし、県政の動き、そして私の考えと活動をお知らせします。

広域行政組合視察に行きました

2008年11月07日 | 活動報告

 6日(木)7日(金)、庄内広域行政組合議会の視察に行きました。
 
 視察先は、
 1)株式会社丸勘山形青果市場
 2)仙南広域行政事務組合
  3)仙台市中央卸売市場      です。

 1)については、特に「企業方針」に掲げる「産地開発と育成」の中で、農家を支援したり、地場産地を育てたり、県外産地を発掘したり、というような努力をおこなっていることに感心させられました。
 私などは、「市場」というと、単に「売り手と買い手が集まってきて、物を売買する場所」ような観念が頭にありましたが、より効果的に食料品を社会に供給していくために、売り手にも買い手にも働きかけている姿を目の当たりにして、認識を改めさせられました。
 この会社がこうした取り組みを展開できるというのは、やはりそれぞれの分野に通じた職員が確保されている(獲得したのか、育成したのか)のであろうとも感じました。
 現場で袋詰め作業などをやっている方々も、活気があって士気が高い感じがしました。

 2)では、2市7町が、消防、ゴミ処理、火葬、介護認定審査、それに「ふるさと市町村圏計画」に基づく観光や地域イベント、文化事業などなど多くの事業を共同でおこなっているというものでしたが、組合役員となっている、各市町の副市長や議会議長などが応対して下さいました。
 「市町村の関係が密だから」などとも言って合併に走った庄内の各市町村よりも、よほど緊密な関係をつくっているように思われましたので、やっぱり当方の議員から「合併は?!」という質問が出ました。
 しかし、「それぞれの市町村で事務投票をしたり、活発に議論している」ということで、我が町を大事にする立場で議論されているようすが伺え、合併推進論の方には皮肉な状況となっているようでした。

 私は、ゴミ処理について、「環境施策の違いは問題にならないか」と尋ねましたところ、答弁される方々は顔を見合わせてニヤリと笑い、「大いに問題になった」と、生ゴミ資源化などを何年か議論してきた経過などが説明されました。

 3)では、青果・水産売場・管理棟などで約18万平方メートル、年間取り扱い金額1597億円(H19年度)という規模に圧倒されました。日本経済の大きな流れの一端を目の当たりにした感じがしました。

仙台中央卸売市場

 広域行政組合の仕事は、市議会の中で議論になることはほとんど無いようですが、やはり住民生活に関わりの深い大事なものであり、私も勉強しつつ、市民の皆さんに知らせる努力を払わなければならないと思いました。



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