関とおるの鶴岡・山形県政通信

安心して住み続けられる山形県をめざして、住民の暮らし、県政の動き、そして私の考えと活動をお知らせします。

人類は前に進む~原爆投下の日~

2010年08月07日 | 平和と民主主義・外交

 今日、8月6日は65年前に広島に原爆が投下された日。
 広島市で平和記念式典がおこなわれました。
 私も朝、テレビで視聴し、出席者の方々と、全国で、世界で、この日を思う方々と共に、黙祷をおこないました。

 今年は、国際世論の大きな前進が反映する式典となったようです。

 初めて参加した、国連事務総長は、被爆者の思いが世界を前に動かしてきたことを讃え、その間の労苦に痛切の共感を述べ、2020年までの核廃絶に向けて、被爆者の思いを世界の思いにしなければならないと述べました。
 式典後開かれた集会では、「核廃絶への青写真を」と求めた日本の高校生に対し、「あなた方若い世代にかかっている」と応えていました(今しがた、テレビで視ました。)
 「責任逃れ」ではない、「自分に続いて欲しい」というメッセージと私は感じました。
 きっと、被爆の実相を学び、強い決意を持って臨まれたのだろうと、思いました。

 また、アメリカ駐日大使がアメリカ政府要人として初めて出席しました。
 メッセージも発せず、献花もおこなわず、原爆投下についての反省や核廃絶への新たな方針は伺えませんでしたが、オバマ大統領の核兵器廃絶への決意に基づく行動に違いありません。

 比べて、核の傘にしがみついたままの菅総理大臣の挨拶にはげんなりさせられましたが・・。

 私はこれまで、様々な資料に触れ、何人かの被爆者の方々ともお会いして、核兵器の残虐性を胸に刻み、「核戦争は二度と起こしてはならない」という固い信念を持つに至りました。

 今、鶴岡市議会議員としては、「鶴岡市平和都市宣言」に「核兵器廃絶」の文言を入れるかどうかのたたかいに直面していますが、そのことを大きく後押しする世論の流れを改めて感じました。

 核兵器廃絶をめざす世論が、七つの海を渡る大波のように、ゆっくりと、大きく動き出していることを感じながら、黙祷しました。