関とおるの鶴岡・山形県政通信

安心して住み続けられる山形県をめざして、住民の暮らし、県政の動き、そして私の考えと活動をお知らせします。

子ども読書の日

2007年04月23日 | 子育て・教育
 今日、4月23日(月)は、「子ども読書の日」。2001年12月に公布・施行された「子どもの読書活動の推進に関する法律」によって定められたもので、「国民の間に広く子どもの読書活動についての関心と理解を深めるとともに、子どもが積極的に読書活動を行う意欲を高めるために」設けられました。

 私の子どもが通っている鶴岡市立朝暘第一小学校では、この日を待つまでもなく、読書活動(を含む図書館活用教育)が日常的に位置づけられ、「言葉を学び、感性を磨き、表現力を高め、創造力を豊かなものにし、人生をより深く生きる力を身につける」という「子ども読書推進法」の目的が最高の水準で達成されています。
 私も、保護者として11年、一小の取り組みを目の当たりにし、読み聞かせボランティアとして少しだけ(2年ばかり)関わっても来て、本当に素晴らしいものだと実感しています。
 すべての学校・家庭・地域で、今日の「子ども読書の日」が読書活動に関する注目が高められるきっかけになってほしいものだと思いますが、実際にはそういう情報が(今日も)なかなか聞こえて来ないことは残念です。 

 やはりこの手の「一日キャンペーン」には限界があるのではないでしょうか。政治・行政・教育関係者に一層の努力を求めたいと思いますが、ともかく、家庭でお子さんに、お孫さんに本を読んであげたり、プレゼントしたり、何でもいいから読書に親しむということをお勧めしたいと思います。
 特に、良い絵本を読むことは、子どもにも、大人自身にも、子どもと大人の絆を深めるためにも、実に素晴らしいことだと思います。

 そこで最後に、最近図書館から借りて来て良かった本を紹介します。

 「ともだち」 谷川俊太郎・文 和田誠・絵 玉川大学出版部
  ~ともだちとは何か、子どもに分かり易く書かれていますが、それは大人にとってもとても深い内容です。ともだちとは、人生でもっとも大事なものであることが心の沁みてきます。同時に、すべての人とともだちの心で接しようという呼びかけにも感じられました。今、日本でも、恐らく世界でも痛切に求められている呼びかけのように。~
   「絵本ナビ」での紹介
     http://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=4251

    
 「ジオジオのかんむり」  作: 岸田 衿子 絵: 中谷千代子 福音館書店  ~ジオジオは、百獣の王であり、世の中のすべての生き物に怖れられてきましたが、ある日、かわいそうな鳥の卵を自分の冠の中で守ってやることになりました。それから・・。強さと裏腹の孤独、年老いていく中で育った優しさ、そして最後に得たものは・・。 私のコメントでは、とても伝わりません。是非、読んでみて下さい。 
   「絵本ナビ」での紹介
   http://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=895

 最後になりましたが、どちらも鶴岡市立図書館の絵本コーナーで、「おすすめの本」として紹介されていました。
 「おすすめ」はその時々に選ばれているようですが、本当にすばらしい本が紹介されています。さすが、プロだといつも思っています。


  文部科学省2002/04/10 子どもの読書活動の推進     
   http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/14/04/020418fs.htm