石仏み~つけた

大和とその周辺の石仏や磨崖仏を探し歩いています

平群谷 向浦 阿弥陀笠石仏

2011年05月31日 | 石仏

 

向浦中垣内より山口神社に至る途中に在る阿弥陀笠石仏です。

 

平群町檪原向浦

この付近に光明寺へ至る野道があり、辻の地蔵に位置づけられます。

その為か、阿弥陀さんなのにタケダの地蔵と呼ばれています。

 

優しそうな阿弥陀さんですね~

 

民家の脇にさりげな~く立っています。

 

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平群谷 檪原墓地十三仏板碑

2011年05月30日 | 石仏

 

昔、檪原邑の物資流通は上垣内(峯の垣内)を経て、十三峠を越え八尾市神立へ

西北の鳴川峠を越えて東大阪市六万寺との交易が中心でした。

峯の街道はその要路にあたる街道西側の谷、寺裏の谷を経て檪原墓地が在ります。

  

平群町檪原

檪原墓地の十三仏板碑

よく見かける山型の板碑です。

 

風化も比較的少なく、良く残っています。

石面一杯に隙間無く彫られた十三仏。

一寸窮屈そうな気が・・・

 

峯の街道筋に在る腰痛地蔵屋形

峯垣内入り口の守護仏だそうです。

 

 


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平群谷 峯垣内 裏の谷地蔵磨崖仏

2011年05月29日 | 石仏

 

峯垣内(上垣内)から西に向かって、古道河内の道が残っています。

北側廃道の藪の中、巨岩に彫られた東向きの地蔵磨崖仏が在ります。

 

平群町檪原峯垣内

以前はこの磨崖仏の直ぐ近くまで水田が在ったようですが

今は荒れ放題で、磨崖仏も藪の中に隠れてしまっています。

道が無いので大変でした・・・

 

蓮華座に立つ 錫杖を持った地蔵菩薩です。

中々好いお顔をなさっています。

薄暗い藪の中で暫く、じっと見惚れていました・・・

 

大体の位置は判っていましたが、何せ道が在りません。

三度目に漸く出会う事が出来ました。

お地蔵さんに導かれるように、辿り着いた様に思います。

裏の谷のお地蔵さん、よんでくれて有り難う・・・

 

藪の中でもこの存在感 ・・・

また会いに行くからね・・・ 

 

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平群谷 光慶寺の辻の磨崖仏(筆神さん)

2011年05月28日 | 石仏

 

越木塚の中心地にあり、念仏講の最古の祈念の仏で

筆神さんと呼ばれる阿弥陀磨崖仏です。

 

平群町越木塚(小字カンドウ)

 

筆神さんの由来

カンドウの地は昔、札所だったそうで

ふだ所の仏さんが転じてフダ神に、フダ神がフデ神になり

今では筆を供えれば文字が上達する筆神さんになっています。

 

本来は札所の阿弥陀如来磨崖仏です。

 

阿弥陀さんも、とうとう神さんになってしまいました・・・

 

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平群谷 信貴畑東勧請の石仏

2011年05月27日 | 石仏

 

信貴畑小字カンジョー(勧請)は東南の入り口としての清浄な神の座す地で

毎年正月に老人衆がカンジョーの縄を奉納していると言う事です。

その勧請の地の屋形内に二基の石仏が祀られています。

 

平群町信貴畑小字カンジョー(勧請)

 

船型十三仏板碑と如来坐像です。

 

十三仏は上部に天蓋を刻み、各尊像が連座に座るものです。

よくある十三仏板碑よりも横幅が有り、どっしりと安定感があります。

 

如来像は頭光があり、右手与願印を示すものです。

前記の十三仏板碑よりも古い形式を持っています。

 

信貴畑の勧請縄

 

 

 

 

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平群谷 信貴畑辻のタル地蔵石仏

2011年05月26日 | 石仏

 

 

信貴畑の辻に通称タル地蔵、辻の地蔵と呼ばれる石仏が覆屋の中に祀られています。

 

平群町信貴畑

油樽の上に立つ石仏です。

 

寄進者が永代燈明を願って建てたものです。

 

地蔵と呼ばれていますが、どう見ても十一面観音です。

 

十一面観音さんが見てきた景色も、随分と様変わりしてしまいました・・・

 

石造の油樽台座

 

 

 

 

 

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平群谷 信貴山 旧道の地蔵磨崖仏

2011年05月25日 | 石仏

 

目洗い地蔵の付近、南側山中に在る磨崖地蔵です。

 

平群町信貴山

目洗い地蔵とは対照的な、山の自然と一体化した地蔵磨崖仏です。

 

錫杖型の地蔵で、舟形光背の上部に庇を付けていたであろう溝があり

光背の外周に雨樋状の溝が見えます。

 

残念な事に、斜めに走った亀裂の為か、お顔が破損してしまっています。

 

最近誰かが訪れた様な形跡は見当たりませんでした。

この磨崖地蔵さんも、何れは忘れ去られてしまうのでしょうか・・・

 

この様な磨崖仏に心惹かれます・・・

お地蔵さん・・・又来るね・・・

 

 

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平群谷 信貴山 目洗い地蔵磨崖仏

2011年05月24日 | 石仏

 

信貴山多宝塔より奥の院に至る山道。

西側山腹に目洗い地蔵と呼ばれる阿弥陀磨崖仏が在ります。

 

平群町信貴山

磨崖仏に笠石を載せ、二本の石柱で支えており石龕の様に見えます。

 

笠石を設けた上に、更にコンクリートの堂が造られています。

堂内は暗くて、撮影が困難です・・・

 

どう見ても阿弥陀さんですよね・・・

普通の人が見れば何でも地蔵さん。地蔵さんは石仏界の有名人・・・

 

堂の手前に井水が湧出しています。

 

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矢田山越え 矢田型地蔵磨崖仏

2011年05月23日 | 石仏

 

大和郡山の矢田寺と平群の金勝寺を結ぶ矢田山越え

旧参道を歩いていると、こんな磨崖仏に出会いました。

 

矢田山地蔵磨崖仏

 

右手に錫杖を持たず、右手の親指と人差し指を結んだ独特の矢田型地蔵磨崖仏です。

これは地蔵・阿弥陀両方の功徳を備えていると言われています。

 

一寸失礼して花立を降ろさせて戴くと・・・

 

何と、左に合掌坐像仏が彫られていました。

 

 

少し上方を見上げています。

 

合掌地蔵でしょうか?

 

この様な二尊磨崖は他では見かけた事がありません。

 

分岐に在るお地蔵さん。

 

 

 

 

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諏訪 六地蔵磨崖仏

2011年05月22日 | 石仏

 

諏訪、丸柱間の旧道(今は旧道がバイパスになって立派な道路になっています。)沿いに

ほぼ垂直に切り立った大岩が露出しており、そこに六地蔵が彫られています。

 

三重県上野市諏訪

 

大きな岩の壁面下部に彫られているように見えますが

昔はは農道から見上げる所にあったそうです。

私も見上げてみたかったな~

 

今は逆に道路より低い位置になってしまいました。

供花や蝋燭台等があり、まだ忘れられていませんね。

 

磨崖ですが庇が付けられています。

お顔がかなり破損しているのが気になりますが

子供の悪戯でこんな風になったようです。

 

 

 

 

 


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