長谷寺の門前町を抜けて小夫方面への街道を行くと
左手の崖に不動明王の磨崖仏が刻まれていると言う事ですが
今まではどう目を凝らしてみても見えませんでした。
最早、風化して消えてしまったのか・・・
この度、久しぶりに前を通った序に寄って見たら
ん?何か彫ってある?程度の見え方ですが
刻まれている場所の確認ができました。
この岩の中央やや左より。
火炎光背らしきもの?が見えますが
まだまだお不動さんが見えるとまではいきません・・・
これでも以前よりは少しはまし程度。
照明を当てても殆ど変らず。
それじゃいっその事日が暮れてからと思い
日没後に再度挑戦。
暗闇の中、照明の先に浮かび上がったのは
紛れもなく火炎光背を負った不動明王のお姿でした。
奈良県桜井市初瀬川上
室町末期
片手に照明、片手に写真機を持ち、一人で奮闘しましたが
今まで見えなかった磨崖仏を、また一つ見る事が出来ました。
嬉しい限りです・・・
でも、山中にある磨崖仏には、この手は使えませんねぇ・・・