アルプス散歩３ ボルミオ(イタリアン・チロル）

イタリア・ロンバルディア州のスキーリゾート・ボルミオは、
ガイドブックにも載っていない人口5000人程度の小さな町です。
町の歴史は古く、旧市街には中世からの建築物が残っています



旧市街の規模は小さく、散歩が楽しい町です
観光化されていないせいでしょうか？
イタリアの田舎町の生活の雰囲気が伝わってきます。

そして、ジープで『ボルミオ３０００』といわれる展望台へ上がると素晴らしい
景色を見ることができます


『ボルミオ２０００展望台』からの眺め
ここまでは、ジープもスムーズですが、ここから『ボルミオ３０００展望台』
までは、ガタガタ道を進んで行きます



頂上付近には雪もかなり残っていて、通れる道を探りながらのドライブ



少し雲がかかり、霞んでしまったのが残念でしたが、
『ボルミオ３０００』からは、３０００ｍを超えるの山々を望むことができました。



途中、アルペンローゼもたくさん咲いていました


近くで見るとこんな感じ

そして、車で走れる峠としては、ヨーロッパで２番目に高い
ステルビオ峠へも出かけました


峠の頂上からの眺め。
こんな道を走ってきたのか・・・と思わずため息です
そして、アルプス特有の動物であるマーモットもたくさん見ることができました。



ステルビオ峠からは、旧オーストリア最高峰のオルトラー（3905ｍ）を
望むことができます（イタリア名オルトレス峰）。
第一次世界大戦まで、この地域はオーストリア領でしたが、
戦後、イタリアに割譲されたため、現在、グロース・グロックナーが
オーストリア最高峰になっています。

ロープウェーに乗って、展望台へ上がると
夏スキーを楽しむ人たちがたくさんいました


翌日、ボルミオをあとに、スイス・エンガディン地方の
『ミュスタイアの谷』へ向かいました。
（中村 亜希子）