こんにちは、中村です。
先日のモラに続いて、パナマで唯一有名な見どころ・パナマ運河をご紹介します。
パナマ運河は、大西洋と太平洋の間を縦断する、
長さ約80㎞の運河です。
南北アメリカ大陸を繋ぐ地峡が最も狭く、
中央山脈が最も低い場所に運河が建設されたのですが、
その工事は、世界最大の土木工事と言われ、大変困難を極めました。
運河の建設は、スエズ運河を建設したフランス人・レセップスにより、
1894年に始まりました。
パナマ運河建設にあたり、世界各地から建築家などをフランスに召集し、
運河建設方法について議論をした結果、
スエズ運河同様に海面式運河の建設が採択されました。
ちなみに、パリのエッフェル塔を建設したエッフェルは、
この時に、閘門式案を支持していたそうです。
しかし、フランスによる運河建設は失敗に終わり、
運河建設の特権はアメリカへ引き継がれました。
そして1914年、ついにパナマ運河は完成したのです。
スエズ運河が海面式なのに対して、
パナマ運河は船舶が出入する扉付きの閘門式の運河です。
運河には、太平洋側から、ミラフローレス閘門、ペドロミゲル閘門、
ガトゥン閘門の3つの閘門があり、海抜26mまで上がります。
パナマ運河の閘門を通る運河クルーズの模様をお伝えいたします。
ラス・アメリカ橋
北アメリカと南アメリカ大陸を結ぶ2本の橋のうちの一つです。
ミラフローレス閘門にて、通過の順番を待ちます。
そして、扉が開き中へ入るのです。
水は、1分間に1メートル。トータルで8メートルまで上がります。
大きな貨物船がたくさん通過していきます。
パナマ運河は、現在拡張工事中で、数年後にはさらに便利になるそうです。
(中村 亜希子)
*明日からスリランカとモルディブの旅に行ってきます。
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