こんにちは、川崎です。
イラク入国10日目、イラクでの時間もあと一日となりました。
朝、現地のスタッフが、強制両替分だと言って、段ボール箱1箱では収まらない量の、
数十万円分のイラク・ディナールを持ってきました。
いまさらお客さんもあまり使わないし、照沼と一緒に札束を切って歩くことにしました。
気前の良いバクシーシです。
それにしとも今考えれば、サダムフセインの肖像が書かれた、
封を切っていないピン札の100枚束は、日本に持って帰れば貴重でしたね。
数百束、持ち帰ればよかったです。
午前中はバグダッド市内観光。
ワスターニー門。
アッバース朝の都、アラビアンナイトの舞台、中世バグダッドの城門です。
中世の城壁。ウマイヤ朝の都ダマスカスは方形都市でしたが、
アッバース朝の都バグダッドは円形都市でした。
イラク博物館。
中は写真撮影禁止。絵はがきもガイドブックも売っていません。
カメラ、バッグが持ち込み禁止のため、入り口であずかりますが、
番人がいません。
照沼に荷物の見張り役を命じられ、中に入れませんでした。残念!
ウバイド期、サッマーラー期、シュメール都市国家時代、アッカド王国、
カッシート王国、古バビロニア、アッシリア帝国、新バビロニア、ハトラと
時代ごとの展示量がかなりあるようです。
大英博物館より何倍も凄いとお客様が言っていました。
アッバーシ宮殿。
中庭のイワンなど、レンガ装飾が素晴らしいです。
午後は、前日、行けなかったニップールの遺跡見学と
スーパーマーケットでの買い物組に分かれました。
ニップールは、写真がないのですが、古代の陶器や粘土板らしきものが
一面に散乱していて、踏まずに歩くのは不可能です。
バリバリと遺産を踏み割りながら、ジグラットまで歩きました。
バグダッド市内にある「アリババと40人の盗賊」で、機転を働かせて
盗賊を退治した、アリババの下女の像。
現地ではカラマーナと呼ばれています。
バスをロータリーに強引に写真ストップ。
夕食時には、見たくないといったのに、
怖い顔をした、アイシャドーが1cmくらいの幅で、体格もよく、
不敵な笑みを浮かべる、ご年配の女性のベリーダンスを見せられました。
ラマダン中にベリーダンスが見られるなんて特別なことだ、と
現地会社は恩着せがましかったのですが、私たちはシラッ~としていました。
ガイド一人がノリノリでした。
こうしてイラク最後の夜は過ぎていきました。
(川崎 大地)
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