ティハール祭りのカトマンズ③～健康祈願

ティハール祭りの間に、健康を祈願するモプザの儀式に参加させてもらいました。

それぞれの民族や宗教によって家々によっても方法は違いますが、
今回は、もともとカトマンズ盆地に住む、土地の民族ネワール族の儀式に
参加させていただきました。

ネパール全体では、ティハール祭りなのですが、
実はこの日はネワール族のお正月でもあり、

この時期は、
弟妹たちが家長のお兄さんの健康を祈る日だったり、
家族全員の健康を祝う日だったり、
自分自身のために祈る日だったり、
お正月だったりと、
毎日のようにプジャと呼ばれる儀式があるため、
現地ガイドやドライバーも忙しい様子でした...


自分のための曼荼羅。
お花でつくられています。



その前に正座。
並ぶ順は、まず家長、男性たち年齢順（小さい男の子も女性より先）、
そして女性が年齢順に座ります。

初めてつけたティカはひんやりしていて気持ちよかったです。


お香に火をつけ、
家長の奥さんから、儀式を受けます。
卵、お魚、ロキシー（強いお酒）をいただき一口ずつ口をつけます。

終わったあとは、みんなで楽しくお話しながら、ごちそうを食べます。

短い時間の体験でしたが、少しだけ、神聖な気持ちになりました。

ただ、最近では若い人たちには、こういった儀式が
うまく受け継がれていっていないのも現実だそうです。
さびしいような気もしますが、日本も同じなのかもしれませんね。

（西川 太陽）


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