地球浪漫紀行☆世界紀行スタッフの旅のお話し

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ティハール祭りのカトマンズ①~動物たちを大切にする日

2010年12月05日 10時38分21秒 | ネパール

こんにちは。

長いことブログを更新せず、申し訳ありません。
本当にごめんなさい。

ついに冬が来ましたね。
今年は何回スキーに行けるかなwと、そろそろ考えだしている西川です


本日は、11月に訪れたネパールの少し変わったお祭りをご紹介します

『ティハール祭り』はこの時期5日間にわたり行われる、
国民の9割が信仰するヒンズー教最大のお祭りです。
ネパール国内の全てのお祭りとしても2番目に大きいお祭り。

それぞれの「日」に意味を持つティハール祭りでは、
初日はまずカラスに祈りを捧げます
閻魔大王の使者、カラスに悪いことを報告されないためだとか。

私たちは2日目の犬の日に到着
犬もカラスと同じ理由です。
写真は撮れませんでしたが、
首にマリーゴールドの花輪、額にティカを付けた犬たちが、
のんびり日向ぼっこをしていました。

ちなみに3日目は雄牛の日です
雄牛は、ラクシュミーの化身とされています。

牛といえば、ヒンドゥー教で神聖視する牛(のら牛)たちが、
この日も悠々と車の脇を闊歩してました。
ネパールらしい景色だなぁと、なんだかほっとします。

ヒンドゥー教で大切にされる牛は、
働けなくなってしまった後や、牛乳がとれなくなってしまっても、
牛肉として食べることができないので、
自然とのら牛となってしまうようです

また、余談ですが、ネパールではよくチャイ
(マサラチャイと言ってスパイスのきいた甘いミルクティーです)を飲むのですが、
チャイに使われるミルクは、牛ではなく水牛の乳です。
牛の乳は、チーズやバターなど加工品に使われます。
これは、乳成分と加工する施設の関係が理由だそうです。


3日目からは、仏教でいう吉祥天のラクシュミー女神を招き、
ずっと家にいてもらうように祈り、
日没後に明りを灯すので別名『光の祭』とも呼ばれます。
街中、電飾とマリーゴールドの花であちこちが飾られます。

日本の七夕のように、子供たちが歌を歌いながら家やお店を回り、
お菓子をもらう姿もかわいいです。

店の軒先には、ちいさな曼荼羅が書かれ、
ラクシュミー女神を家に迎える準備がされます。


こんな感じで、土台の形が描かれ、、、



色の粉を使って彩られます。
するするするーときれいに描かれていきます。

ろうそくに火を灯して完成。

民族の伝統的なマークで卍もみられたのが、不思議でした。


お祭りがおわると、曼荼羅の後だけが残され、まさに『祭りのあと』、な雰囲気でした。

つづく


(西川 太陽)


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