4人の子持ちパパのつぶやき <テニス・パソコン・育児の話題を中心に!>

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今回の診療報酬改定ってどうなのよ

2012年03月07日 23時23分36秒 | 医療関連
診療報酬改定の情報が徐々に出てきていますが、微妙な感じですね
今回も在宅推進、後発品推進などが中心だと思いますが、基準調剤加算が微妙なんですよね

基準調剤加算というのは、在庫品目数や在宅応需可能など基本的な条件はあるのですが、
一番大きなところは、営業時間外にも応需可能な体制を整えるという部分にあると思います
なので、この加算を取得することで、24時間応需可能な体制を整えるために必要な人件費などを考慮し、
処方箋1枚当たり100円を上乗せできます(患者負担としては10円~30円といったところ)

ぶっちゃけ、処方箋枚数が少ないところは、得られる上乗せ分と人件費がイコールに近く、
ある意味、サービス向上という面が強いと思います

今回、微妙だと思うのが、目の前にある病院の診療時間に薬局の営業時間を合わせるのではなく、
地域の医療機関に合わせた営業時間にしなければ加算は取れませんよということ
まだ見解が出ていないのでなんとも言えませんが、
文面を見る限り、水曜日の昼までの営業時間だと取れなくなるのではないかと思う次第

携帯対応ではあるのですが、24時間応需可能な体制を整えているのに、なぜ店を開けておかなければならないのか
この部分が不可解です
目の前の病院が閉まっているのに、薬局を開けていたって多分患者さんはほとんど来ませんよ
人件費を考えたら、もう基準調剤加算はいいやということで辞退する薬局が出てくるかもしれません
それこそ、サービスの悪化という本末転倒な状況になるのではないかと思います

結局、何をやっても下は従うと思っているのでしょうね

サービス悪化はドラッグストアでも出ています
規制緩和で薬剤師じゃなくても(登録販売者の資格を取れば)薬を売ることができるようになっています
しかし、第一類医薬品は薬剤師じゃないと販売できません

ドラッグストアが取った戦略は、人件費の高い薬剤師を削り(つまり第一類医薬品を諦め)、
登録販売者が売れる範囲の医薬品しか取り扱わなくなったこと(そうじゃないところもあるかと思いますが)
結局、第一類医薬品を求めて、お客さんが探す羽目になってしまいました

あと、後発品加算にしてもそうです
後発品の%を増やせば点数あげますよといった流れですが、後発品加算と薬価差益というのはトレードオフの関係です
実際の話し、取り組んでも取り組まなくても、それほど利益に差はないような気がします

たしかに、医療費増大の問題は深刻です
でも、今は後発品の点数をくれても、いずれ減らされるのは目に見えています
今回は取り組む必要性は高いのか…、パパさんは結構お悩み中です

点数だけでコントロールするのは難しいのでしょうね
もっと抜本的な改革に取り組むべきだと思います
病院にかかる頻度を減らすとか、処方される医薬品を減らすとか、そういった部分です

これから、今回の診療報酬改定の解釈が出てくるともいます
注意深く見守っていきたいと思います


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