長~い「北多門櫓台」(約95m)の北西側隅に『戌亥櫓(イヌイヤグラ)』、
北東の隅に『丑寅櫓(ウシトタヤグラ)』が建っていたそうです。
これは上から見ていてもよくわからない、
「北多門櫓台」から見ると、「堀」の外に遊歩道っぽいのが見えます。
下に降りて、堀の外周を歩こうと思い「出口」を探していたら、
すぐそこに、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/1f/8b/49a84d34929e8fc6ad60af885a6529ef_s.jpg)
「丸之内本丸碑」と「津城跡」説明版
「お城公園入口」。
ここが本来のメイン入城口?
(ということは、ワタシは裏口から入城していたのか?と
まぁよくあることですけど
)
要するに元々3カ所ほど「入城門」があったわけで、
現代では市民の憩いの場の「公園」ですからどこからでも見学できる…
なので、案内板などは多くなりますよね。
『東鉄門跡(ヒガシクロガネモンアト)』
南東部石垣上に「三重模擬櫓」が、昭和33年(1958)に建てられ、
ここの石垣は「算木積み」。
※「矢穴」(石を割る技法)を見ることができるそうです…
『丑寅櫓台』
隅部の石垣は最も崩れにくいとされる縦横比2.5:1の直線的な「算木積み」とのこと。
この石垣のある風景の周りには、各種公共施設や民間会社もあって
当たり前のようにここを往来しているようですが、
これはとても素晴らしい歴史遺産風景だと思います。
大事に残していただきたいなぁと…
さて、この石垣を見ながら左に曲がると、内堀と水鳥。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/61/37/d6431651d77adda02bca6e838d6af6fc_s.jpg)
間近に鳥さんがいて、賑やかな様子ばかり撮ってました(笑)。
遊歩道の『北多門櫓台』説明版
『北多門櫓台』と『戌亥櫓台』
北の内堀と石垣が綺麗に見えるビューポイント
石垣の高さは約10m。
あの石垣の上からココを見ていたなぁと、
こんなに長い石垣は見たことがないので距離感に圧倒されます。
これは伊賀上野城にはないなぁ(高さでは勝つけど)、
その石垣底辺部にある水面から出ている部分は「犬走り」※。
これは、
≪高虎の前任地である愛媛県今治城(イマバリジョウ)において、
海城(ウミジロ)の欠点である軟弱な地盤を補強するために考案されたもの。
津城本丸を囲む広大な内堀(最大幅約100m)は沼地で、
「津城の犬走り」も同じく軟弱な地盤を補強するために設けられた、とのこと。
(再掲)
今では「水鳥」たちの休憩所も兼ねてますが(笑)。
内堀北西の角には「津城跡北堀碑」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/6b/ce/44fe9acb518bdaa31b571828d72ca511_s.jpg)
「西の丸石垣と犬走り」と「西の丸玉櫓台(タマヤグラダイ)」※又は「西の丸角櫓(スミヤグラ)」とも、
そして、城内に入る「橋」。この橋で元に戻ってきた感じになりました…
※鉄砲の弾丸を収める櫓。
※この部分の「犬走り」は、石垣修理と石垣崩壊防止のため明治以降に造られた、そうです。
今度は、「橋」を渡らずにそのまま小さな堀沿いに進むと、そこは
アジサイロードと花菖蒲かな?
前にそびえるのは「NTT塔」、そして「高山神社」入口2ヶ所。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/2a/da/6ca1a6e5a895c071aa4dde29226c483b_s.jpg)
そのまま、本丸公園の中へ入っていきます…
そのすぐ入り口辺りに
「大天守台」※①とその「算木積み石垣」※②
※①織田信包(ノブカネ)創建の大天守台を藤堂高虎が改修したもの。
入口の切り裂きの奥には大天守の穴蔵があり、
手前右側の石垣の崩れは、天守台取付多門櫓台(テンシュダイトリツケタモンヤグラダイ)を取り払った跡、とのこと。
※②隅部をまっすぐに積むきれいな算木積みで、寛文期改修のもの。
「大天守台」の大きさは、南北16m、東西14m。
「大天守台」の隣辺りには、
「埋門(ウズミモン)」
※津城が火災に遭った時に本丸よりの脱出口として
寛永16年(1639)に造られたそうです。
本丸内から撮ったので見にくいのですが、表から撮ると
※東側は「野面積み」、西側は「打込みはぎ」、両隅部は「算木積み」です。
これは次回来た時の宿題にします(もう一度じっくり見たいと思っています)
夕刻近くになって暗くなる前に津城を発たないと…最後に公園内をぐるり一周。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/37/57/88f66c51e546f6fb9ffae5d639028202_s.jpg)
「藤堂高虎像」、再び「NTT塔」と「メタセコイヤ」落葉中(笑)。
じっくり見せてもらいましたが、初めての場所、勉強不足もあって
全てを見学できたわけではないので、またチャンスがあれば今度こそしっかりと、
名残惜しくはありましたが、「津城跡の石垣」は本当に素晴らしいと思いました。
行ってよかった![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/3hearts.gif)
「ご城印」と「城郭巡りスタンプ」は「アスト津」の「観光協会」で。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/5f/bf/1450fa952f383e924e4081d66ba454b8_s.jpg)
観光協会で頂いたパンフレット「津城跡 石垣めぐりマップ」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/6d/8e/9871c73e455d340f02c28b17a7627d3f_s.jpg)
そして、
「津城復元図」
参考資料(津市HPよりリンク)
「津城の大改修」
「藤堂高虎略年譜」
見たままの事しか書けていないので、上記資料を参考にしてください。
「城郭巡り/津城編」は終了。
いよいよラスト1日、過ぎれば正月だぁ、ではまた
北東の隅に『丑寅櫓(ウシトタヤグラ)』が建っていたそうです。
これは上から見ていてもよくわからない、
「北多門櫓台」から見ると、「堀」の外に遊歩道っぽいのが見えます。
下に降りて、堀の外周を歩こうと思い「出口」を探していたら、
すぐそこに、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/0d/e9/92932433804260c9c957c2158afc5e6a_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/1f/8b/49a84d34929e8fc6ad60af885a6529ef_s.jpg)
「丸之内本丸碑」と「津城跡」説明版
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/22/04/aa9881951b1549c3e6bd7d9b33123cad_s.jpg)
ここが本来のメイン入城口?
(ということは、ワタシは裏口から入城していたのか?と
まぁよくあることですけど
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
要するに元々3カ所ほど「入城門」があったわけで、
現代では市民の憩いの場の「公園」ですからどこからでも見学できる…
なので、案内板などは多くなりますよね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/12/fd/00c5085f00cd45d0ff8f342bfad9604d_s.jpg)
南東部石垣上に「三重模擬櫓」が、昭和33年(1958)に建てられ、
ここの石垣は「算木積み」。
※「矢穴」(石を割る技法)を見ることができるそうです…
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/6c/23/40c014bc8e813ec2e44681718ec775fb_s.jpg)
隅部の石垣は最も崩れにくいとされる縦横比2.5:1の直線的な「算木積み」とのこと。
この石垣のある風景の周りには、各種公共施設や民間会社もあって
当たり前のようにここを往来しているようですが、
これはとても素晴らしい歴史遺産風景だと思います。
大事に残していただきたいなぁと…
さて、この石垣を見ながら左に曲がると、内堀と水鳥。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/6e/9e/9784c1ae4016752e439d32d5c0f97d2d_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/61/37/d6431651d77adda02bca6e838d6af6fc_s.jpg)
間近に鳥さんがいて、賑やかな様子ばかり撮ってました(笑)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/2c/af/9fbc6690994a1264a66a6ba1eba0324f_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/0d/b6/54940ea85da8038bb816f650b442d6a3_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/2d/ec/25173a8ab2a331d33de2b1ab5f318275_s.jpg)
北の内堀と石垣が綺麗に見えるビューポイント
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ee_1.gif)
石垣の高さは約10m。
あの石垣の上からココを見ていたなぁと、
こんなに長い石垣は見たことがないので距離感に圧倒されます。
これは伊賀上野城にはないなぁ(高さでは勝つけど)、
その石垣底辺部にある水面から出ている部分は「犬走り」※。
これは、
≪高虎の前任地である愛媛県今治城(イマバリジョウ)において、
海城(ウミジロ)の欠点である軟弱な地盤を補強するために考案されたもの。
津城本丸を囲む広大な内堀(最大幅約100m)は沼地で、
「津城の犬走り」も同じく軟弱な地盤を補強するために設けられた、とのこと。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/00/1b/ec9b57a440d0ec35764e0cb81fd3e74b_s.jpg)
今では「水鳥」たちの休憩所も兼ねてますが(笑)。
内堀北西の角には「津城跡北堀碑」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/06/76/4bfe840e9e7df89296bb39177c7695cf_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/67/79/141cfce278d7082bf57293babd702177_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/6b/ce/44fe9acb518bdaa31b571828d72ca511_s.jpg)
「西の丸石垣と犬走り」と「西の丸玉櫓台(タマヤグラダイ)」※又は「西の丸角櫓(スミヤグラ)」とも、
そして、城内に入る「橋」。この橋で元に戻ってきた感じになりました…
※鉄砲の弾丸を収める櫓。
※この部分の「犬走り」は、石垣修理と石垣崩壊防止のため明治以降に造られた、そうです。
今度は、「橋」を渡らずにそのまま小さな堀沿いに進むと、そこは
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/2f/43/8a0cb5c4191fa662641c6b2a540739b1_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/33/f7/c6748cebe130191003a02e4eae4f8c0e_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/41/49/9a9e232f267ae931615e9bccf4b19f10_s.jpg)
前にそびえるのは「NTT塔」、そして「高山神社」入口2ヶ所。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/3e/1b/09c5a47d21e335a465a7d5d8c46b6c62_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/4f/5d/7b2a3f14d43007a384a27505482b45fb_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/2a/da/6ca1a6e5a895c071aa4dde29226c483b_s.jpg)
そのまま、本丸公園の中へ入っていきます…
そのすぐ入り口辺りに
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/4f/b3/4628fa1e587aabf6318a5328725f96f5_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/48/cf/4c90553ddbee0fa4b09f31baf28af32e_s.jpg)
※①織田信包(ノブカネ)創建の大天守台を藤堂高虎が改修したもの。
入口の切り裂きの奥には大天守の穴蔵があり、
手前右側の石垣の崩れは、天守台取付多門櫓台(テンシュダイトリツケタモンヤグラダイ)を取り払った跡、とのこと。
※②隅部をまっすぐに積むきれいな算木積みで、寛文期改修のもの。
「大天守台」の大きさは、南北16m、東西14m。
「大天守台」の隣辺りには、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/45/6f/996ee270680fdb4fa80343facc4cd272_s.jpg)
※津城が火災に遭った時に本丸よりの脱出口として
寛永16年(1639)に造られたそうです。
本丸内から撮ったので見にくいのですが、表から撮ると
※東側は「野面積み」、西側は「打込みはぎ」、両隅部は「算木積み」です。
これは次回来た時の宿題にします(もう一度じっくり見たいと思っています)
夕刻近くになって暗くなる前に津城を発たないと…最後に公園内をぐるり一周。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/6d/6b/fd2eee16a3b30a2fbdb2463fd69c253a_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/4f/2a/baa07d8ab68ae204510a0d151d77733f_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/37/57/88f66c51e546f6fb9ffae5d639028202_s.jpg)
「藤堂高虎像」、再び「NTT塔」と「メタセコイヤ」落葉中(笑)。
じっくり見せてもらいましたが、初めての場所、勉強不足もあって
全てを見学できたわけではないので、またチャンスがあれば今度こそしっかりと、
名残惜しくはありましたが、「津城跡の石垣」は本当に素晴らしいと思いました。
行ってよかった
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/3hearts.gif)
「ご城印」と「城郭巡りスタンプ」は「アスト津」の「観光協会」で。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/5f/bf/1450fa952f383e924e4081d66ba454b8_s.jpg)
観光協会で頂いたパンフレット「津城跡 石垣めぐりマップ」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/76/96/f2d198a6a92427c3df3d79e241a01f69_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/43/d6/ad1474acc0dc34d83c53847f240d3bbc_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/6d/8e/9871c73e455d340f02c28b17a7627d3f_s.jpg)
そして、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/06/2f/cd8f511c9e7d67d254292871a10a8815_s.jpg)
参考資料(津市HPよりリンク)
「津城の大改修」
「藤堂高虎略年譜」
見たままの事しか書けていないので、上記資料を参考にしてください。
「城郭巡り/津城編」は終了。
いよいよラスト1日、過ぎれば正月だぁ、ではまた