鉄旅で「近江国一之宮 建部大社」そして「石山寺」で紫にまみれる。その2

2024-04-26 00:46:28 | 大津建部大社と石山寺へ、鉄旅。

立派な注連縄を見上げつつ「建部大社二の鳥居」をくぐります。
駐車場も十分広いことを確認、トイレももちろん綺麗でミニ展示館のようになっていました。

では「手水舎」から「神門」、横には「ベニバナマンサク」誇らしく満開!
   

 
入ればすぐに御神木の「三本杉」、これは「神紋」にもなっています。
拝殿の奥には
≪『日本武尊(ヤマトタケルノミコト)』を祀る本殿(左側)と
『大己貴命 (オオナムチノミコト)』を祀る権殿(ごんでん※右側)とが並んで鎮座。
大己貴命 は755年(天平勝宝7年)に大和國一之宮の奈良・大神(オオミワ)神社から勧請≫とのこと。

 
拝殿右側の狛犬さん、石か岩かという立派な造りです。
「拝殿」でお参りを済ませ、境内をぐるり散策。

「池」があったので説明を読むと「水の神/桧山神社遥拝所」とのこと。
境内案内図によると「桧山神社」まで約650m、徒歩約15分らしいが今回は略して
ここで遥拝。
   

天然記念物の「石」の説明があり、本殿裏にあるとのことです。
普通は「本殿裏」など見ることはできないものですが、
ここはきちんと拝ませていいただける…有難い。
 
特別天然記念物「菊花石」、なんと素敵な模様なんでしょう。
決して加工したものではなく「自然に菊の花」って、確かに神秘的

 
天然記念物「さざれ石」、もともとは小石だったものが「磐」のような塊に…
不思議な自然界の働きのおかげか。
≪滋賀県と岐阜県の県境にある伊吹山が主要産地だそう≫
そういえば、員弁へ観梅に行った折、「さざれ石がいっぱい転がっていた記憶が蘇る…

 
本殿を垣間見て、重要文化財の「石燈籠」。
解説によると
≪文永七年庚午と彫があり、県内最古の石灯籠です。
現在重要文化財に指定されています。
蒙古来襲で騒然となった時代、国家安泰を祈願し建立された石灯籠だと伝わる≫そうです。

ここは「伊勢神宮遥拝所」、なんと松根(ショウコン)=商魂かけ言葉です。
 
これも自然の成せる業かと思うんですが、いろんな動物の顔に見えるのはワタシだけか?

赤い鳥居連なる「武富稲荷神社」。

≪商売繁盛で有名な京都の伏見稲荷大社の主祭神と同じく
『倉稲魂命(うかのみたまのみこと)』を祀っており、
商売繁盛にご利益が期待できるパワースポット≫だそうです。

最後に「社務所」辺りにいたら、綺麗な聞き覚えのある音色
すぐに「水琴窟」の水の音(ね)と分かり、探していたらココに…
(↑のリンクは、山の辺の道「狭井神社」の水琴窟です)
  
確かにありました。
ここの『水琴窟(スイキンクツ)』は『頼朝公の出世水』とも言われているとか。
≪源頼朝が平治の乱に敗れ伊豆國に流される道中に
この地に立ち寄り源氏の再興を祈願し、その後大願成就したことから
出世開運のご利益がある水と信仰されています。
『水琴窟』から湧き出ている『御神水』は
病気平癒にもご利益があると言われている霊水≫
はい、飲ませていただきましたよ、もちろん。

さぁ次なる目的地に行かねばなりませんので、ここらでお暇を。
参道を戻る時に「日本武尊」の物語をしっかり撮って、帰宅後しっかり読みました。
  

 

そして「幻の千円札」には「建部大社」と「日本武尊」が描かれていたそうな。


参考HP/滋賀/建部大社(nanairo-kansai.com)

静かな参道を歩き、第一の鳥居でバランスよく配置された松を振り返り
 

駅へ向かう歩道には「瀬田の唐橋」が埋め込まれていました。
 

今度は「京阪電車」に乗るため、「京阪石山駅」まで。

途中の「唐橋前」でも良かったのですが、滅多に来れないと思い、
もう一度「日本遺産」である『琵琶湖とその水辺景観』に含まれる瀬田川を歩きたかったのです。


「京阪石山駅」では、丁度新快速が来たので乗り、(唐橋駅は通過)終点「石山寺駅」まで。
  

駅に着いて、思わず叫んだのが「紫まみれや!」でした。
 

なんだかワクワクしてきました、紫って大人の色って感じで好きなんですよねぇ。
そういえば意識はしていなかったのですが、ワタシ「薄紫の春セーター」でしたわ(笑)。
仲間に言われて初めて気がついた次第。

ではいよいよ「石山寺紀行」です。

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2 コメント

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昔、 (kuro&hana)
2024-04-26 11:47:24
大坂で学生時代(御堂筋本町辺り)を過ごしていた時、京都へ行くのに淀屋橋から京阪に乗った記憶。
寮が阪急沿線だったので滅多に乗ることは無く、一人で行くこともなく、それっきりでした。

約半世紀後、「おけいはん」になるとは夢にも思わず、mono5187様に教えられ、ワタシもおばばではありますが、仲間入りできたわけです。

路線図を見ていて、石積の穴太やら光秀にご縁の坂本やら、なんだか夢が広がっていくのを見ておりました。
また京阪で行かなければ…と思った次第。
車窓の風景が忘れられません、行った日は黄砂の影響も残り「琵琶湖」はあまり良く見えず、残念な思いもしましたが、近くで水鳥たちに会えたことだしそれも良きかな。

技術の進歩に少しはついて行けてるのかな、と。有難いICOCAの旅でした。

moni5187様、コメントありがとうございます。
返信する
京阪石山坂本線 (moni5187)
2024-04-26 11:30:48
に乗って石山寺に行かれたとは、これでkuro&hanaさんも、京阪のる人「おけいはん」ですね。
https://www.okeihan.net/okeihan/movie/

ICOCAはじめ非接触型ICカードの仕組みは、リーダー側で常に微弱な電波を出していて、全体がループアンテナになったカードを近づけると、その電波を受けて電力に変えて、内蔵されたICチップを動かしてデータを応答通信します。ケータイから始まり運転免許証やマイナカード、つい最近は電子車検証にも。その昔、当方が京阪本線で通学していた頃は、想像すら付かない未来の夢のタッチ技術だったのです。当時の磁気式通学定期券も出てきました(^^;)。
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