南山城村「高尾地区観光ツアー」、その1「山奥の秘境!?」…

2021-05-06 14:56:50 | 南山城村へ行ったよ
念願叶って「茶処・高尾地区」へ。
いろいろ見たいところはあるのだけれど、地図を眺めては断念してました…
「方向がわからない」「一人では迷子になりそう」「車は通れる?」なんてね、
マイナス思考ばかりが働いて、、、

2021年5月4日に素敵なチャンスに恵まれたので、
ここ出身の彼女さえ「今回のツアーは『コア』な場所に行けて良かったわ」とのことなので、
まぁ案内を して間違いではなかったと、そして
(詳しくは書きませんが) お互いWin Winで『村へ行こう!』と相成りました

さぁ、ご案内しましょう~~
月刊むらびぃと13号を参考にさせていただきます)
 「コンパクトな高尾の地図」
名張川沿いに縦長のような地形のところなので、Google mapなどでは上手くまとまらないので…
この地図なら分かり易いかなと、使わせていただきます。

高尾公民館に駐車させていただき、あとはここで生まれ育った人の「お任せ案内」で出発進行!
車で進んだり高低差激しい山道を歩いたり、なかなかのミステリアスロードを行きます。

★「宝篋印塔(ホウキョウイントウ)とお地蔵さん
宝篋印塔は、前ばかり見ているとお目にかかれません、
自分より背の高いところにあるから…(笑)

上の方に見える道はお墓へ続いているそう…

その隣、道路沿いに「六地蔵」さんが可愛く並んでいます。
丁度目の高さなので見易い、よぉく見ると

それぞれのお地蔵さんの持ち物が違います、左から順に
「合掌」、「両手で金剛幡」、「右手に錫杖、左手に宝珠」
「両手で柄香炉」、「両手で念珠」、「両手で未開敷蓮華」
なるほど、それぞれに役割があるのですね。

この先、少し進むと今回の旅の注目の2枚石碑
メダマさん」(なかなかユニークな呼ばれ方をしています)
なんとなく可愛くも見える…
 「メダマさん」=「月待(ツキマチ)板碑」です
お目めが二つ、ウィンクしてるように見える方は「お月様」、まん丸は「太陽」です、きっと。

隣には「説明版」があります。
昔から、「月待講」という集まりがあって、会合・飲食をともにして「月を待つ」とか…
風流な信仰があったようです。(現在では高齢化により途絶えているかもしれませんが)

メダマさんから500mほど、山坂歩きます、お天気が良かったので気分はサイコーです。
一人でないのも嬉しいし(笑)、茶畑を左右に見ながら進みます。
 ただ今、「高級かぶせ茶」育ち中!

さて、道から外れて少し斜めに入ると、鳥居が見えます。
金比羅宮(通称・こんぴらさん)

 こんぴらさん鳥居
≪金比羅信仰は、海上安全と雨乞い祈願がされます。
高尾では、「材木や竹」を筏に組み、大河原~笠置の難所を経て木津まで運んでいました。
筏流しや漁の安全をお願いしていた≫と思われます。

 
(左)「天満宮常夜燈」、(右)「金比羅宮常夜燈」

いつも誰かがお参りしているようで、綺麗にお供えなどされています。
横には
 防火水槽、
なぜか金魚にはしゃぐ(笑)

さらに進みますが、これを書いている現在、
ぼちぼち方角が訳わからなくなっているので、
もし現地で「迷ったら誰かに聞いてね」という状況になってきます …ここで
愛宕燈籠(あたごとうろう)

 
≪愛宕講という信仰によりお祀りされています≫
もちろん、伊賀上野城下町でもお馴染みの「あたごさん」と同じですね、「火伏の神」です。
なかなか立派なので驚きです、説明版では
≪明治35年に建立され、大型車両等の難に遭うこと多く、現地に移設された(昭和56年)≫とのことです。
明治のころは今ほどの車幅はなかったのでしょう、何度も痛い目にあってきたのですね

やさしくマツバウンランの群生に守られているのも嬉しいことです。

ここら辺りから茶畑が広がります、ど~~んと一気に
  
地形に逆らわず、巨石にも負けず、うねうねとした茶畑…

 お茶の新芽と遥かなる山々
遥か彼方の山々を見ていると、「ここは高原!」同じ目線を感じます。

ここで一旦、休憩。まだ続きます。

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