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最近の読書 2016年OCT~NOV

2016-11-22 04:14:20 | 書評
★ 最近の読書 2016年JAN~FEB

SFの文庫本で秀作な複数の作者の短編集を続けて読んで、しっかりとした長編ものが読みたくなり、
早川SF文庫の巻末に掲載されている新刊の紹介を見て、今回、紹介する2冊を読んでみた。

TOP画像の表紙は、「ロックイン-統合捜査-」(ジョン スコルジー著)
意識はあるが体が動かなくなる「ロックイン」という状態になってしまう疫病が出た後の世界の話。米国にて数100万の患者がでた。
その後20年後に、その患者たちにニューラルネットワークのインタフェースを埋め込み、
ロボット技術と仮想空間を利用して、通常の生活を送れるようになっている。その患者のひとり「シェイン」はロボットを操りFBI捜査官となる。
その患者等に関わる殺人事件の捜査にあたる、、、

というストーリー。意識はあるが完全な介護状態の人たちがロボットを操ることで、
実世界で通常の生活を行えるという中々、ロボット技術やAI、Iot、脳科学が発展すれば実現しそうな世界の話。
一気に読めました。





次の画像の表紙は
「神の水」(パオロ・バチガルピ著)

近未来アメリカ、地球温暖化による慢性的な水不足が続くなか、コロラド川の水利権をめぐって、ネバダ、アリゾナ、カリフォルニアといった諸州の対立が激化、一触即発の状態に。
敏腕水工作員のアンヘルは、ラスベガスの有力者に指示をうけ、水利権をめぐる闇へと足を踏み入れていく……。

SFなのだが、、工作員が007の様な切れ味鋭い感じに描かれています。勿論、おそらく美人と思われるパートナーとのやり取りも出てきて、話が進めば逃げられなくなる本です。
最初はなかなか取っ付き難い状況説明が長く続くので、諦めてしまう読者も居たのでは、、と思います。



【タグ】SF 早川書房  ロックイン 統合捜査 ジョン スコルジー 神の水 パオロ・バチガルピ






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