
★ 心の扉を開く 河合 隼雄 (著)
心理学専門向けだったか公開講座での口述を本にしたものとか、しかし、いつもながら、柔らかい表現で、色々な本をご紹介しておりました。村上春樹さんとの対談についても経緯があって、村上さん自身は対談嫌いなので、「村上春樹、河合隼雄に会いに行く」という題の本になったとか、、また、村上さんの当時最新作である「アフタダーク」の紹介もあり、複数の人間模様が独立して記載されていながら、大きな流れには関与している、、悪い奴も居て、でもそいつはしっかり罰されない中途半端な終り方も。

アフターダーク 村上春樹
上記に解説してしまいましたね。

なぜ日本人は学ばなくなったのか 齋藤 孝 (著) 斉藤考
う~ん。ちゃんと思い出せないけど、しっかり学ぶことしなくなった理由より、学ぶことをしなくなって、日本の若者はどうなんだろう?という心配を切々と語っていた様な気がします。勉強の楽しさがあるはずなのに…というトーンです。おそらく最近は、プロセスより結果を求める風潮があり、促成栽培をことしか考えなくなった「私欲」が優先されてしまっていることに警鐘を出していたんだと思います。

詩と死をむすぶもの 詩人と医師の往復書簡 谷川 俊太郎
谷川さんと現場の医師との往復書簡。現場の医師は「ホスヒス」を運営し、まさに死に場所を与えている方です。その末期に関わる際のギリギリの施術や接し方についてのやり取り。奇麗事ではなく、なんでもありの別れ方があるのだというのが医師のたどり着いた諦観のようでした。それに対して、詩人の谷川さんは人の生き方を言葉にする立場とは言え、不思議な感想を交えてコメントをされています。湿った言葉のやり取りではなく、果敢にどう立ち向かうのかを議論しているようにも見えました。

虫捕る子だけが生き残る~「脳化社会」の子どもたちに未来はあるのか~
養老 孟司
虫捕りをしたこと無い子供たちにはきっと判らない世界があるんだぞ、とでも言いたげなタイトルですね。SDTMも小学校高学年から中学校まで夏は虫捕りに興じておりました。その際には、どうやって虫を採るかをちゃんと考えていたわけでは在りませんが、フィールドに出て、色々と現場を観察しておりました。体系だった記録をとる訳ではないのですが、なんとなく体得した感で、虫が居そうな時間や場所を見出す事ができた様に思います。今でも虫撮りをしますが、その感は未だ消えうせていない様で、自宅回りではなくても虫の居そうなところは判るものです。(大枠は自然の豊かな処でないと駄目ですが、その中でも濃密度はあるので、感(正確には経験かな)は重要です。)

遊行の門 五木 寛之
五木さんの本、最近はご自分の齢を気にしてか、達観された内容になっています。余技の世界を楽しんで生きよう、とでも行っているようです。充分生きた…とでも言うのでしょうか。それだけではないにしても、心穏やかにしてくれる書です。
心理学専門向けだったか公開講座での口述を本にしたものとか、しかし、いつもながら、柔らかい表現で、色々な本をご紹介しておりました。村上春樹さんとの対談についても経緯があって、村上さん自身は対談嫌いなので、「村上春樹、河合隼雄に会いに行く」という題の本になったとか、、また、村上さんの当時最新作である「アフタダーク」の紹介もあり、複数の人間模様が独立して記載されていながら、大きな流れには関与している、、悪い奴も居て、でもそいつはしっかり罰されない中途半端な終り方も。

アフターダーク 村上春樹
上記に解説してしまいましたね。

なぜ日本人は学ばなくなったのか 齋藤 孝 (著) 斉藤考
う~ん。ちゃんと思い出せないけど、しっかり学ぶことしなくなった理由より、学ぶことをしなくなって、日本の若者はどうなんだろう?という心配を切々と語っていた様な気がします。勉強の楽しさがあるはずなのに…というトーンです。おそらく最近は、プロセスより結果を求める風潮があり、促成栽培をことしか考えなくなった「私欲」が優先されてしまっていることに警鐘を出していたんだと思います。

詩と死をむすぶもの 詩人と医師の往復書簡 谷川 俊太郎
谷川さんと現場の医師との往復書簡。現場の医師は「ホスヒス」を運営し、まさに死に場所を与えている方です。その末期に関わる際のギリギリの施術や接し方についてのやり取り。奇麗事ではなく、なんでもありの別れ方があるのだというのが医師のたどり着いた諦観のようでした。それに対して、詩人の谷川さんは人の生き方を言葉にする立場とは言え、不思議な感想を交えてコメントをされています。湿った言葉のやり取りではなく、果敢にどう立ち向かうのかを議論しているようにも見えました。

虫捕る子だけが生き残る~「脳化社会」の子どもたちに未来はあるのか~
養老 孟司
虫捕りをしたこと無い子供たちにはきっと判らない世界があるんだぞ、とでも言いたげなタイトルですね。SDTMも小学校高学年から中学校まで夏は虫捕りに興じておりました。その際には、どうやって虫を採るかをちゃんと考えていたわけでは在りませんが、フィールドに出て、色々と現場を観察しておりました。体系だった記録をとる訳ではないのですが、なんとなく体得した感で、虫が居そうな時間や場所を見出す事ができた様に思います。今でも虫撮りをしますが、その感は未だ消えうせていない様で、自宅回りではなくても虫の居そうなところは判るものです。(大枠は自然の豊かな処でないと駄目ですが、その中でも濃密度はあるので、感(正確には経験かな)は重要です。)

遊行の門 五木 寛之
五木さんの本、最近はご自分の齢を気にしてか、達観された内容になっています。余技の世界を楽しんで生きよう、とでも行っているようです。充分生きた…とでも言うのでしょうか。それだけではないにしても、心穏やかにしてくれる書です。
(^^)
河合隼雄さんと白洲正子さんの対談集「縁は異なもの」を最近読みました。
お人柄もすてきな方ですね。
-(や)-
濫読だけでは、片手間だということで、、
しかし、読んでしまうのです。
濫読とは言え、やはり傾向はあると思います。
河合隼雄さんというのは本当に聞き上手だと
思います。
白洲正子さんの本を借りたことは在るんですが
まだ読みきれていません。時期があるんでしょう。