A new evolution of my life・・・・進化する私の生活

今の日常生活を変えてみたいと思っている私。暗中模索の状態からどう変わる?私のつれづれ日記です。

トヨタのできる人の仕事ぶり

2009-02-12 01:15:37 | トヨタ生産方式
この著書はトヨタで17年間、役員秘書をされた石井住枝氏が見た
「トヨタのできる人はどんなふうに仕事をしているか」を10の能力に分けて
エピソードでわかりやすく紹介されてます。

10の能力とは、
現場感覚、時間管理、合理主義、委任力、育成力、解決力、コミュニケーション力、
応用力、自己認識と感謝の心。

気になった所を紹介しますと、
・第4の委任力
叱るときは担当者を責めてはいけない。上司である管理者を指摘すべきだ」
生産現場は決められた時間内でフル活動をするから、責任はすべて仕組みにある。

・第5の育成力
魔法の言葉(褒めてやる気にさせる)
「この間、○○を頼んで本当に良かった。ぜひこれもお願いしたい」
「この仕事、○○さんなら、何かいい知恵が沸くんじゃない?」
「○○に詳しいんだって?意見を聞きたいんだけど?」
相手のことをさりげなく褒め、自然とやる気を引き出す言葉を投げる。


・第8の応用力
応用と工夫で、より良い仕事のやり方を見つける。
例えば、定例セミナーの案内状を作る。
「前回に比べて、今回はどこをカイゼンさせたのか?」
「前回の反省点をふまえて、さらに良いセミナーにしようというあなたの工夫はどこですか?」
ほんの少しでもカイゼン点を見つけ、工夫をしていくことが大切。

できる人はマニュアルを読破する
・先方が電話番号とFAX番号を間違えて送付→電話の転送機能を使う
・大量にコピー中に別の人がやってきた→割り込みボタンを押して1枚だけコピーする
「便利な機能を知らないまま」というケースが以外と多い。

物事の本質を理解し、「自分の言葉で語る」ことを心がける
同じ言葉であっても、お互いの価値基準がちがえば、とらえ方が違う。
会話にせよ、討論にせよ、同じ土俵に立って話しを始めることが大事。
できる人は誰もがわかるようにする。

・第9の自己認識
自分の資質を知ることが実力発揮の近道である。
トヨタでも自分がゼネラリストかスペシャリストかを、きちんと把握していた人が輝いていた。

異動で自分の新しい可能性を見出そう!
マイナスをプラスに変えていく力を評価する。
今までのしがらみがなくなり、自分をリセットするチャンスでもある。

・第10の感謝の心
できる人は周囲の心配りを忘れません
自分のために働いてくれた人がいる。その人に対して「感謝」という気持ちがあるから、
心が伝わる。

著者が女性ということで読みやすく、プラス、仕事のヒントになることが多く参考書になりそうです。



トヨタの役員秘書が見た トヨタのできる人の仕事ぶり
石井 住枝
中経出版

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